ダンマバーヌでの日々
さて、今日はヴィパッサナー瞑想合宿センター敷地内側の様子を書いていきたいと思います。
瞑想センターはどこにあるの?
ヴィパッサナー瞑想センターがあるのは、京都府船井郡京丹波町。
水と空気がピュアで、緑豊かなとても氣持ちのよいところです。
日本には千葉県長生郡にもう1か所センターがあるようです。
京都センター(ダンマバーヌ)ができたのは今から37年前。敷地内には、男女別に宿泊施設、食堂、シャワートイレ棟、瞑想ホール(男女共有)、スタッフの個別宿泊施設、そして美しい庭園があり、設備は10日間という長期に渡って滞在するに十分な快適レベルにあると思います。
寝る部屋は2~7人ぐらいまで、シャワートイレは共同スペースなので、バックパッカーの使うゲストハウスのような感じです。上級者になるほど、部屋のプライベート感が増えるようです。
瞑想には、自分の内側だけでなく、その場を祓い清める力があります。
ここでは、1か月に2回の頻度で10日間コースやその他のコースが開催されていて、毎回80名近くの人が同時に瞑想をするわけですから、センターの神聖な空気は特別です。
どんな人が参加するの?
参加者は、男女合わせて60~70名ぐらいいました。
ここでは、宗教、国境、言語を超えた様々な人たちが参加しています。
今回も欧米、アジアなど海外からの参加者も2割近くいたのではないかと思います。
20代~40代が多そう。
コースマネージャーの話によると、自分のケアしたコースでの最高年齢参加者は80代後半だったそうです。
ここでは初参加の人を「新しい生徒」、2回目以降の人を「古い生徒」と呼び、新しい生徒と古い生徒の割合は7:3ぐらいだと思います。
10日間コースということもあって、お勤めの人の参加はさすがに難しいのでしょう、参加者はわたしのようなフリーランスの人、主婦、世界を旅するバックパッカー、休職中の人が多いみたいです。
月に2回のコースは、募集が始まるとたいていすぐに満席になります。
1日のスケジュール
センター到着日と合宿最終日、センターを出発する日を除いた1日のスケジュールはだいたい毎日同じ。
午前4時: | 起床 | |
午前4時30分~6時30分: | ホールまたは自分の部屋で瞑想 | |
午前6時30分~8時: | 朝食と休憩 | |
午前8時~9時: | ホールにてグループ瞑想 | |
午前9時~11時: | ホールまたは自分の部屋で瞑想 | |
午前11時~12時*: | 昼食 | |
午後12時~1時: | 休憩および指導者への質問 | |
午後1時~2時30分: | ホールまたは自分の部屋で瞑想 | |
午後2時30分~3時30分: | ホールにてグループ瞑想 | |
午後3時30分~5時: | ホールまたは自分の部屋で瞑想 | |
午後5時~6時: | ティータイム | |
午後6時~7時: | ホールにてグループ瞑想 | |
午後7時~8時15分: | 講話 | |
午後8時15分~9時: | ホールまたは自分の部屋で瞑想 | |
午後9時~9時30分: | ホールにて質問 | |
午後9時30分: | 就寝 |
これで見てわかるように、朝の4時半から9時まで、ほぼ瞑想しかしません(1日12時間ぐらい)。
1日中瞑想といっても、「ホールにてグループ瞑想」と書かれている、1日3回ある1時間のグループ瞑想のみ半強制的で、それ以外の時間は自主性にまかされていて、庭を散歩したりストレッチしたり、ボーっとしてたり、自分の部屋で横になったりしていても注意されることはありません。
ただ、参加者の人たちは「せっかく瞑想しにきたのだから」という気持ちからか、みな意外とサボらない(笑)。
そういう他の参加者の影響も大きく、わたしも自主瞑想時間の9割近くは真剣に瞑想していました。
メモを取ったり本を読んだりもできないので、要は瞑想以外にやることがないんです。
休憩タイムは、朝食後と昼食後、ティータイムの時にゆっくりできる時間があり、それ以外は5分ぐらいのトイレ休憩がはさまれます。
「ゴーン」という3回の鐘の合図を聞いて起床したり、次のスケジュールに移ったりします。
わたしは、時計を持って行ってなかったので、この鐘の合図だけで行動していました。
そのおかげか、後半にいくにつれて体内時計のような感覚が育っていったのがおもしろかったです。
食事は、1日2回。
新しい生徒は、午後5時のティータイムにフルーツ(リンゴ、バナナ、オレンジ)を食べられますが、古い生徒は12時以降は食べないというルールがあり、ティータイムの時は一緒にいますが文字通りお茶だけ飲んでいました。
本来は、瞑想実践するのにこの1日2回の食事のリズムが理想的なようです。
新しい生徒に夕方フルーツが出るのは、外界での食生活とあまりにもギャップがありすぎるということでの配慮なのでしょうか。
ただ、6日ぐらいになってくると、それまで楽しみで仕方がなかったフルーツがあまり食べたくなくなってきて、最後の3日は、食べないか、バナナ半分だけなどになっていました。
朝と昼は玄米菜食のビュッフェ形式で、白米もあり、朝はパンもあります。
食事は食べたいだけ食べられますが、お腹いっぱいになると、確実にその後の瞑想にマイナスに響くため要注意です。
わたしが普段家で食べているのとほぼ変わらない健康的なメニューで、素材もよくて味もマイルドでとても美味しかったです。
甘味が欲しい、という場合は、パンにジャムをつけたり、ドリンクコーナーにもきび砂糖が常置してあります。
スタッフ
指導者は、1コースにつき1~2名(2名の場合は、男女それぞれにつき1名ずつ)います。
指導者として協会に任命された人で、日本のコースでも日本在住者だけでなく海外から指導に来て下さることもあります。
今回も、インドから来たインド人女性の先生でした。
コースからの金銭的な報酬はないので、多くの指導者は何か他の職業を持っていらっしゃるのだと思います。
指導者といっても、普段の瞑想指導や講話をするわけではありません。
毎日の瞑想指導や講話はゴエンカ師のテープ音声(講話は日本語通訳)によるもので行われます。
では、指導者は何をするのかといえば、もちろん、個別相談の時間に質問に答えてくださるのもありますが、瞑想ホールで一緒に過ごすことで、コース全体のバイブレーションを引き上げるというのが、一番大きな役割だと思います。
実際に今回の先生も、「ヴィパッサナー瞑想を続けていくと、こんな精妙な波動の人になれるんだ」というのを示してくださるような方でした。
たくさんの指導者を知っている亮くんも、どの先生を見ても、普段お目にかかれないレベルの高いバイブレーションを放っていると言ってました。
スタッフは他に、コースマネージャーの方が男女1名ずつ。現場監督のような役割の方です。
やはり、瞑想修行を長く続けていらっしゃるベテランさんで、今回のように外国人指導者の場合は、質疑応答の通訳も担当してくださいます。
聖なる沈黙の期間、体調不良など何か相談がある時は、このコースマネージャーとの会話は許されています。
あとは奉仕者といわれる男女5名ずつぐらいのスタッフ。
この方たちが、食事や掃除などのお世話をしてくださいます。
この奉仕者というのは、今回のようにずっと座っているのではなく、奉仕をしながら瞑想の実践を生かすというもう一つのコースの参加のカタチです。グループ瞑想では一緒に瞑想もします。
亮くんに言わせると、この奉仕者としての体験がまた素晴らしいそうです。
一回10日間コースを修了した人は誰でもこの奉仕者として参加できるようなので、次回はこちらでエントリーしてみようと思っています。
次回はいよいよヴィパッサナー瞑想実践と講話について。
お楽しみに~。
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