生まれ変わりについて
「悟り」とは、私≠私以外が、私=私以外になることだと、以前に書きました。
スピ系の言葉で言うと、「すべては一つ=ワンネス」という感覚です。
死んだらたちどころにそこに還れます。臨死体験者の話などを読んでみますと、その感覚は「言葉では言い表せないぐらいちょー気持ちの良い」感覚みたいですね。
それで、そのちょー気持ちのよい「すべては一つ」感覚を、肉体をもったまま経験してしまった人たちがいて、それがかつてはイエスやブッダといった遠い存在の人たちだったのですが、今ではもっと身近なところに何人かおります。
それでですね、私は今まで「生まれ変わり(仏教でいう輪廻転生)」を信じてきたのですが、前に比べてそのイメージがだいぶ変わってしまい、すでにそのイメージは「生まれ変わり」とは呼べないところまで来てしまったので、今日はそれについて書こうかと思います。
以前の「生まれ変わり」のイメージは、死んで肉体がなくなっても「私の魂」は残って、それが新しい肉体に宿る、そしていろんな肉体を経験しながら「私の魂」を成長させていく、というものでした。
だから、「あなたの前世はヨーロッパの中世のお姫様でねー、その時に家来だったのが今のあなたのお父さんだったみたいですー」みたいな話をすっかり信じていました。←「オー○の泉」
ところが最近になって覚醒体験者たちの話を聞いているうちに、なんか違うなと。
まず、私としての「個」は存在しない、ということがわかりました。
自我という錯覚があるから、「私という分離独立した存在が生きている」という幻想をもってしまったわけで、最初に書いたとおり、すべては一つです。
自我は氷みたいなものかな。
溶けたら水になります。蒸発したら気体になります。
そうなると、すべては一つです。
それで次に生まれ変わるときにまた同じ氷になるわけではありません。
ということで、自分がまた別の人になって生まれ変わる、ということは決してありません。
私という固有の魂、というのもありません。
じゃあ前世の記憶って何かといいますと、その水だか水蒸気だかに混ざっているチリのようなものです。
それをカルマ(未完了なエネルギーの衝動)などと呼んだりもします。
「自分が前世で作ってきたカルマ」というものも当然ありません。
今までの人類のすべての記憶=前世の記憶です。
「自分が前世で作ってきたカルマを解消するのが人生(現世)の目的だ」なんて書いている本もありますが、「自分のカルマ」と思うのは、ゴミを一個一個握りしめては、「これ、私のゴミだ―!」といっているような感じです。
悩みや問題、人生の課題なども、「これ私の悩み、これ私の問題、これ私の人生のテーマ、これ私の思考、これ私の怒り、これ私の悲しみ・・・」とやっちゃうので、いつまでも同じ状況が続いたりします。
人生があまりうまくいってない人、人生に振り回されている人と、人生がスムーズにいっている人との違いは、個人のカルマをたくさん持っているかいないかではなく、宇宙全体のカルマの影響を受けやすいか、うまくかわしているか、の違いみたいです。(思考や感情と自分との同一化をやめると、うまくかわせるようになってきます!)
それでちょっと話を戻しますが、確かにオー○の泉では「あなたの前世はですね・・・」「今亡くなったあなたのおばあさんがスタジオに・・・」という話を江原さんや美輪さんがされていましたね。
ではあの番組の内容はすべてインチキだったのかというと、そうじゃないと思います。
見えない世界にまったく興味を示さなかった人たちに、「見えない世界があるんだよ」ということに気づかせて、そちらに関心を向けさせたあの番組の威力はすごかったと思います。
私も、それまでまったく見えない世界に興味がなかったわけではありませんでしたが、江原さんや美輪さんのおかげでものすごく常識的な囚われ、物質的価値感からは自由になれました。
江原さんの著書も何冊か読みましたが、「霊魂とか死者との会話とか、オーラが何色とか、前世がどうの、というのは、本来の目的ではなく、それまで霊的世界を否定していた人たちが、見えない世界に興味を持ち始める入口としてやっているだけ。
本来の目的は存在の真理を伝えることで、それは高度なので自分のセミナーでやったり本に書いたりしている。」といったことが書かれていましたし、彼の著書の高度な方のものは、私が真理として行き着いた結論と一致していました。(TVの江原さんとは全然印象が違います!)
つまり、自分のその時の理解度に合わせて「本来の自分」がホログラム(幻想)に送り込んだんですよ。江原さんとか、あの番組を。
まだ何も知らない当時いきなり「この世界もあなたの人生も幻想です」なんてこと言われたら、きっとものすごく抵抗していたに違いありませんから。
逆行催眠療法、前世治療、前世リーディングというのもありますが、これもあくまでも「方便」です。
前世物語としてドラマ化された方が、意外と気づきや癒しがおこりやすかったりするので、潜在意識がそういった形で見せてくれているんだと思います。
とりあえず、今の理解度ではこんなところです。
また理解度が進むにつれて変わっていくかもしれませんが、それもありだと思って楽しみにしています。
スピリチュアリズムを語る (2009/12/17) 江原啓之 |
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