新しい時空でこんにちは

時々うちに布教活動の訪問客があります。

入信する予定はないのですが、なんであれ人がより幸せに生きる道には興味があるのでとりあえず玄関でお話を聞いてみます。

わたしは職業柄、人の波動を見ます。
これはもともとそういう能力があったわけでなく、
自分自身の波動をクリアにしてきたこと＋波動を読み取るトレーニングによるものです。

その波動から、その人がどれぐらい潜在意識がクリアか（抑圧感情が解放されているか、固定観念から自由かなど）や、どれぐらいこの世界（現実）をメタ認知できているか、普遍性を体現しているか、人体がどれぐらい自然と同期しているか、などを読み取っています。

つまり、その人がその教えや実践によってどれぐらい幸せに生きているのかが、レントゲン写真を撮るようにわかります。

今までうちに来られた勧誘の方で、「この人クリアだな～」とか「波動軽いな～」と思った人は残念ながら一人もいません。

聞いていると、20年、30年と信仰されているようです。
もちろん、その間たくさん功徳を積んでこられたのだと思いますし、人生の大きな変化も体験されてきたのでしょう。
実際に教えを受けている指導者の方や教え自体は霊格が高いのかもしれません。
でも、その信仰生活で潜在意識までなかなか軽くならないことを、その勧誘にこられた方が示してくださっているのです。

そしてこれもまたいつも感じるのですが、目の前の相手がその教えを必要としているのかどうかを認識することがとても難しいようなのです。

もし、五感以外からわたしの情報を読み取ることができていたら、そんなに熱心にここで勧誘しなくても、
もっとその教えを必要としている人のところへ行って、そちらに時間を割いたり、あるいは、その人のまだ知らない宇宙の叡智をこちらが与えることだってできるかもしれません。

人をメタ認知する（より高次な視点から認知する）には、まず自分自身をメタ認知できなければなりません。

それと、こういう思い込みが多くの人の意識の中にあると思うのですが、それは非常にもったいないことです。

神社仏閣など特別な場所でないと、お釈迦様やイエス・キリストの教え(本当に伝えたかったこと）は聞けない。
宇宙の叡智は、僧侶など特別な修行をした人しか降ろせない、語れない。
普通の人はブッダになれない。
※「みんながブッダ！！」
心理セラピーやカウンセリング、あくびの体操、発声などで時空を超えたマイナスのカルマを解消することはできない。
滋賀の山奥にひっそりと暮らしていた、名の知れないおじさんが降ろしたお祈りの言葉で「地球を救う」なんてことは不可能。
3大宗教など、伝統的な宗教は絶対になくならない。
※天河神社宮司さんの著書「たいらけくやすらけく」より
「神社の教化のあり方、世界のすべての宗教はいつかなくなり、透明なごまかしのない世になる日がくる」

霊的な指導者、悟りを開いた人はいつでも自分より偉大で、いつでも至福の状態にあり、世の中のことに影響を受ける事はない、と信じていると、わたしたちは内なる神と繋がることはできません。

どんなに偉大に見える先生も、聖職者も、自分たちと同じ人間で、感情も弱みもあるとわかっていないと、自らの神性に近づくどころかもっと遠のいてしまいます。

さて、この波動を読み取る才能が開花してから、便利になったのが、
誰の話を聞くのがいいのか、誰から学べばいいのか、迷わなくなったことです。

話を一切聞かなくても、一目見ただけで、「この人から学ぶことがある」とわかるようになってきました。

あと、自分自身や他者をメタ認知している人とは、本当に出会っている感じがします。
目耳口鼻から仕入れるその人の表面的な情報ではなく、本質としての相手をお互いに感じ取っているという感覚があるのです。
それぞれの時空間がしっかり重なっている、というのかな～。
そういう人とはじめて出会った時は、お互いに、「うん、そうだよね」と何か暗黙の目配せみたいなものをしているような氣がします。

そうじゃない場合は、目の前にいるのに、何か次元の壁みたいなものの隔たりを感じています。
うまく説明できないけれど、フラットな紙の住人と、立体の世界の住人が出会っているような違和感があります。

これはわたしにとっては最近の新しい感覚ですが、
前に紹介した短期滞在者の人たちは、生まれた時からこういった次元の壁の隔たりで周囲の人たちと接してきたから人一倍孤独が強かったんだろうなあと察します。。。

これからは、、、
五感や常識の壁を越えた次元で繋がれる人たちがもっともっと増えてくると思うので、もうさびしくないですよ。