映画『メモリー・キーパーの娘』を観て
昨日の晩(ほとんど夜中でしたが)、FOX238でやっていた映画の録画を見ました。
『メモリー・キーパーの娘』というキム・エドワーズという人が書いた全米500万部のベストセラー小説が原作のテレビ映画です。
いい映画でした。家族とは何か、幸せとは何か、いろいろ考えさせられる映画でした。
話のすじはざっとこんな感じ。
ある雪の日、お医者さんであるディヴィッドは、妻のお腹からわが子を自らの手で取り上げます。生まれたのは男女の双子。娘はダウン症でした。
とっさの判断で、自分を慕う看護師キャロラインに娘を施設に連れていくように頼み、妻には「死産だった」と告げます。
幼いころ自分の妹を病気で亡くした彼は、母の悲しみにくれる姿が今でも脳裏から離れなかった・・・娘も長くは生きられないだろう、最愛の妻ノラが母のように苦しむ姿を見たくはない・・・その一心でとっさにくだした決断でしたが、その1つの嘘がやがて大切な家族の運命を変えていきます。
娘フィービーを施設に預けるよう託されたキャロラインですが、その施設には預けず、自分で育てていこうと決意します。
その施設があまりにも酷く、こんなところに置いてはいけない、そう判断したのでした。
その雪の日に、キャロラインが困っていたところ親切にしてくれたトラックドライバーとのちに結婚することになり、温かい家庭の中で愛に包まれながら、フィービーは幸せに元気に成長していきます。
一方、過去のトラウマや嘘による罪悪感に縛られ続け、常に心に重いものがのしかかるデイヴィッドと、娘の死から立ち直れない上に夫との心の距離を感じて苦しむノラ、そんな両親のもとで息子のポールは不信感を募らせながら屈折した青年へと成長していきます。
この物語には、一見幸せそうな裕福で美男美女、美しく健康な息子を持つ夫婦の家庭と、血の繋がっていない障害のある子どもを育てる夫婦の家庭、2つの対照的な家族の25年間が描かれていますが、幸せ、不幸というのは条件で決まるものではない、というメッセージを私たちに伝えてくれています。
過去に縛られ、過去を引きずって生きるのは、やはり苦しいものです。
どんなに相手のことを思ってのことだとしても、欺瞞や秘密の上には深い絆は築けないのだなー、そんなことを思いました。
それ以前に、デイヴィッドの中に、「ダウン症は長く生きられない」「障害のある子どもを持つ親は不幸になる」という決めつけ、思い込みがなければ、あのような嘘をつくこともなかった。。。
キャロラインも最初は不安だったに違いないけど、コミットしたんですよね、きっと。「苦労するかもしれないけど、この子と幸せになってみせるわ!」と。
だから、理解のある男性を引き寄せ、フィービーは元気に成長し、幸せな温かい家庭を築くことができなのではないかと思います。
この「思い込みの世界」からいかに抜け出すか、これからも重要なテーマです。
途中は重いところもあるけれど、最後の場面はとても美しくて、涙、涙でした。たったの一瞬で25年間のそれぞれの人の思いすべてが浄化される、そんなラストでした。
Fox238では同じ映画が再放送されることがあるので、機会があればぜひ観てみてください!
フィービー役の女優さんは、ご本人もダウン症だと思うのですが、すばらしい演技です。
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