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癒えない人

ほとんど多くの方は「もっと幸せになりたい」「楽に人生を生きたい」「ストレスのない毎日が送りたい」と思ってらっしゃると思うのです。
それで本を読んだり、講演を聞きに行ったり、自己内面ワークをしたり、なかにはカウンセリングやセラピーを受けたりもしたけど、なかなか状態が改善されないという方も以外と多いと思います。

今日はそういう「なかなか癒えない」人の例を紹介します。

癒えない人のタイプ

自分と一体化している。

ネガティブな感情、思考パターンが自分の1部になってしまっているため、それを癒すことは、慣れ親しんだ自分の一部を失ってしまうこと。
つまり自分が自分じゃなくなってしまうんじゃないかという恐怖があるゆえに、そのネガティブな感情や思考を手放せないというタイプです。
もちろん意識レベルでは、「楽になりたい」と思っていても、潜在意識にある“恐れ”のパワーには負けてしまうので、「なかなか癒えない」わけです。
この、「癒える」ことで自分の一部(アイデンティティ)を失ってしまうのではないか、という恐怖を「アイデンティティ・クライシス」と呼びます。
実際は、「癒えたら」とても楽で快適な自分が待っているだけで、自分が自分でなくなっちゃうというのは幻想ですので安心しましょう。

セカンダリー・ゲイン(2次的メリット)

病気を治したいのに治らなかったり、いつも体調不良だったり、よく風邪をひく人などに多いケースです。
これは、例えば子供のころ、病気の時だけ親がやさしくしてくれた、注目してくれた、大切にしてくれたといった体験があったりすると、「健康な自分は注目されない」、「健康であってはならない」というコア・ビリーフ(潜在意識の思い込み)ができ、いくら健康になりたくても、この2次的なメリットがあるがために健康になれないというパターンです。
被害者意識の強い人もこのパターンかもしれません。被害者であれば、常に人が注目してくれる、かわいそうだと思ってくれる、そのメリットが心地よいゆえになかなか状態がよくなりません。

楽になってはいけない。

自己価値が低いと、自分は癒されるべきではない、不幸でなければならない、と深いところで思いこんでしまうことがあります。「自分は罪深い、悪い人間だ」というコア・ビリーフがあるために、わざと孤独な状態を作ったり、ワーカホリックだったり、貧困の状態に留まったり、自分に無意識に罰を与えます。罰している限り、癒えて楽になるというご褒美を自分に与えません。そしてさらに自己価値を低めてしまう、という悪循環に陥ります。

簡単に楽になってたまるか。

長年〝苦しんでいる自分″に自己を同一化していると、「こうすれば楽になるよ」と人から言われると、自分の人格が否定された気になってしまうというパターンです。
苦しみ=自分なので、楽になる=自己否定なわけです。こういう人は、楽になりたいといいつつも、深い部分でははげしく抵抗しています。
なので、どんなアドバイスも受け入れず、周りには助けようがない難しい人として映っていますが、本人はかなり苦しい状態です。

強くないといけない。

最近は少しずつ変わってきてはいるようですが、セラピーを利用する人の割合、女性が圧倒的に多いようですね。
男性は、「男子たるもの、精神的な弱みを人に見せてはいけない」と無意識に思ってやせ我慢をして、一人で抱え込み、一人で悩み、苦しむことが多いみたい。
一度この「強くないといけない」のブロックが外れると楽になると思うのですけど・・・。

まだ準備ができていない

カウンセリングコースの勉強会のときに、講師の先生が、癒しのプロセスはテレビゲームに通じるところがある、という話をされていました。
私はゲームをしないので、スーパーマリオだったか、ドラクエだったか、何に例えていらっしゃったかは忘れてしまいましたが、要は、敵をすべて倒すと面クリアし、次のステージへ、面が進むほど難易度がアップしていくというゲームと同じように、癒すべきテーマも、いきなり最初から難易度の高いもの(大きなトラウマとか)には挑めず、小さなテーマから少しずつクリアして進化していくにつれて自分にパワーをつけていき、ある段階が来たら難易度の高いテーマもクリアできるようになるということでした。
「今日はこのテーマで」と決めてセッションを受けても、全然違う展開になっていき、違うテーマの癒しがなされたりということは実際よくあります。
これは、「癒しにはプロセスがあり、そのときに癒されるべきものが癒される」ということです。
なので、ある状態が改善されないと思うことがあっても、水面下で癒しは進行していること、癒しのプロセスを信じましょう。

このように、「ネガティブな感情や思考パターンを手放す」ということは、頭ではいいことだとわかっていても、潜在意識のレベルで「何か(メリットやアイデンティティ)を失う」と思っているかぎり、なかなか一筋縄ではいかないものなのです。
「ほんとうにそんな人いるの!?」「そんなことあるの!?」って思うかもしれませんが、
どのパターンも潜在意識のレベルでの話なので自分では気づきにくく、そう思うあなたがその「癒えたくない」一人なのかもしれません。
カウンセリングでは、この隠れている「癒えてはいけない」、「癒えたくない」を見つけ出し、「自分は癒えてもいいんだ」と思ってもらえるところからがスタートなのかな、と思っています。

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