「希望」の功罪
子どものころからずっと、学校でも、「希望」という言葉がとてもいい言葉で、「希望を持ちなさい」とか、「希望に向かってはばたけ」「未来に希望を繋ごう」とか、そういうスローガンを当たり前に受けてきていますよね。
校歌や学校で歌う合唱曲でも、「希望」という言葉が出てこない歌はないんじゃないかと思うぐらいポピュラーな言葉です。
でも、悟った人たちはこんなこと言うんですよ。
「希望こそが罠だ」みたいなこと。
今さらそんなこと言われても、ねえ・・・、思うわけですが、どこかでうっすら気づいていたりもするんですね。
「希望という言葉に騙されていたかもしれない・・・」と。
それで、悟った人たちが一体何をおっしゃっているのか引用してみます。
「絶望 (hopelessness) は常に、あなたが希望しすぎているときに、その度合
いと同じ比率でやってくる。期待すれば、あなたは失望することになる。
希望すれば、遅かれ早かれ、あなたは絶望することになる。
だから、私のここでの努力というのはすべて、あなたを希望することから解
放することにある。もしあなたが希望することから解放されたら、あなたは
二度と再び絶望状態に掴まることはない。絶望というのは、希望することの
副産物なのだ。失望は、期待の副産物だ。だが、ある意味で、それは自然な
ことでもある。私のところに来るとき、あなたは大いなる希望と共にやって
くる。あなたは光明を得たい、あなたは覚者になりたい。
だが、問題は、私はあなたが覚者になるのを手伝うことはできないというこ
とだ。あなたは既に覚者だからだ。あなたが覚者になる必要はない。“なる”
ということが問題なのではまったくない……覚者はあなたの実体だ。だから
あなたが、この“なる”という考えを捨てさえすれば、あなたは突然、内な
る覚者に気づくことになる」
Osho――The Book of The Books, Vol.IX
「希望とは欲望の偽装形態だ。そして、偽装形であろうとなかろうと、あらゆ
る形の欲望を捨てない限り、人は自分のリアリティに到達することはできな
い。希望するとき、わたしたちは未来を投影する。希望するとき、わたした
ちは未来にいて投影する。人は誰も、現在にいて投影することはできない。
希望が、未来をもたらす。希望こそが未来なのだ。そして、マインドが千と
ひとつのゲームを演じるのは、マインドがあなたを騙し続けるのは、希望の
背後でなのだ。マインドはあなたに約束し続ける。明日には、明日には、明
日には……、と。そして、明日はけっして来ない。まさにことの本質からし
て、明日が来ることはありえない。それは常に、今日だ。
<今>のほかに時はない。それ以外の時はすべて、マインドのでっちあげ、
ファンタジーだ。瞑想にいるとは、現在にいることだ。そして現在にいるた
めには、すべての欲望の根を、すべての希望の根を断たなくてはならない。
いいかね、希望の根を断っても、あなたは絶望するわけではない――なぜな
ら、希望が存在しないとき、絶望の可能性も存在しないからだ」
Osho――Dance Til The Stars Come Down from The Rafters, Vol.IX
「希望を捨てなさい。
だが、私が誰かに希望を捨てなさいと言うと、人は常に私が絶望しなさいと
言っているのだと思う。そうではない。私はそういうことを言っているので
はない。あなたが希望を捨てたら、絶望する可能性はない。絶望は、希望の
ゆにのみ存在しているからだ。希望するのに、それが実現しない。だから絶
望が起こる。あなたは希望し、希望して、何度も何度もむなしい希望をくり
かえす。だから絶望が起こるのだ。絶望とは、挫折した希望だ。あなたが希
望を捨てたら、その瞬間に絶望も捨てられる。あなたは、希望も、絶望も持
たずにただいる。そして、それこそが人に起こりうる最も美しい瞬間だ。ま
さにその瞬間に、人は神の社に入るからだ」
Osho――The Beloved
たまたま読んでいたメルマガにOshoさんのメッセージしか載っていなかったので、それしか載せてませんが、同じようなこと言っている人、いっぱいいます。
私たちが本当に欲しいと思っているものを突き詰めていくと、無条件の愛とか、満たされ感とか、安らぎ、解放感、豊かさといったものに集約されると思うのですが、こういうものを「希望」すればするほど、「絶望する」ということがわかってしまったのですね。
「希望」=「欲望」ということも。
じゃあいったいどうすればいいの、私たち、となりますよね。
だってもっともっと欲しいですもん。
愛も、満たされ感も、安らぎも、自由も、豊かさも。
何かを希望する、ということは、自分には与えられていない、持っていない、それを持つことを許されていない、だから憧れるんですよね。自分にはまだまだ程遠いものだ、まさか自分が持てるなんてとんでもない。でもいつか持てたらいいなあ、と。
つまり、「希望する」=「それを持つに値しない自分がいる」
ということになると思うんです。
私たちは、「希望」という言葉を使って、「自分は持つに値しない」と洗脳しているのですね~。
では、「希望を手放せ」と言われた私たちがこれからすることは何かというと。
「希望(という幻想)を持つ必要がない」ということを知ること、だと思うんです。
よくスピリチュアル・リーダーがいう言葉に、「あなたはもうすでにすべてを持っているんです」というのがあります。
でも、そんな言葉は簡単には信じられません。特にエゴの比重が大きいときは。
「こんなに問題だらけだし、あれも足らない、これも足らない、すべてを持っているわけない!!!!」と、反発心がむくむくと呼び起されます。
でも、心のどこかではわかっているんですよね。「今抱えている問題が解決されても、足らないと思っているものがどんなに手に入っても、満足する日は一生来ない。希望が達成される可能性は皆無」だと。
実は、私たちにもう逃げ道はありません。
「あなたはもうすでにすべてを持っているんです」を知る旅。
「希望を持つ必要がない」を知る旅。
そして、それを知れば知るほど現実に投影されるということを知る旅。
もう否が応でも、その旅から逃れることはできないみたいです。
誰ひとりとしてね。
これは、ある意味絶望的(笑)。
もう、逃れられないなら、抵抗せずに力を抜いて、楽しく旅しましょう(笑)。
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