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アイメッセージは、愛・メッセージ

さて、今回は、自分の内在論理をオープンにする、というテーマでお届けいたします。

ここで使うコミュニケーションツールは、「アイメッセージ」です。

相手の自主性と思いやりを育てるコミュニケーションの仕方として、教育分野でよく使われるコミュニケーション法です。

主語が「私」のアイ(I)メッセージに対して、主語が「あなた」のメッセージは、ユー(You)メッセージと呼びます。

「こんな時間まで何してたの?」

「ひどいこと言うよね」

「もっと協力してよ」

「メールの返事、なかなか返ってくれないね」

これは、あなたが主語になったユーメッセージです。

ユーメッセージで話すと、あなたはこうあるべきという断定的なニュアンスや、批判のニュアンスが相手に伝わります。

相手の態度や言動を、自分の内在論理に照らし合わせて話すと、こうなりますね。

これが相手に伝わるとどうなるかというと、よほどの成熟した人でない限り(無価値感がある限り)、相手は防衛態勢に入ります。
防衛態勢、つまり、受け入れ拒否、反発、正当化の態勢です。

いくら表面上では「ごめん、ごめん」と言っていても、心の奥にフラストレーションが溜まっていくこともあります。
自分が「あなたはこうあるべき」というユーメッセージを受けた時のこと、思い出してみてください。
イラッときたり、ムカッときませんでした?
あなただってどうのこうの?と言い返したくなりませんでした?

では、上のセリフをアイメッセージに変えるとどうなるでしょう。
「なかなか帰ってこないから、さびしかったよ」

「そんなこと言われたら、ショック」

「あなたが協力してくれないって思って、イライラしてた」

「返事が返ってこないから、不安になった」
こうやって、自分がどう感じたかを話せば、相手は攻撃されたように感じないので、防御態勢に入ることはまずないです。

そうすれば、不毛なけんかも避けられます。
自分にとってどれほど不快な行動でも、相手はあなたを不快にするためにやっているわけではありません。
誰も、人が不快な気分になることをすすんでしたいとは思わないものです。

あなたがどう感じたかというアイメッセージを受け取ったら、単純に、「そうか、こうすると相手はそんな気分になるんだな。じゃあどうすればよいかな」という解決策を探ります。

「あなたはこうするべき」という言い方の代わりに、「自分はこうしてほしいと思った」「こうしたほうが、より~になると思う」という伝え方をしたら、相手の視点が変わるきっかけとなるかもしれません。

ユーメッセージからアイメッセージに変えるだけで、伝わり方がこうも違うものかと、本当に驚きの連続になります。

アイメッセージを伝えられるようになるためには、まずは自分の心を遠ざけて俯瞰する練習が必要です。
相手がどうあるべき、と「外側」を見るのではなく、自分の心の「内側」に目を向けます。それもジャッジすることなく、ただあるがままを観ます。

そして自分の内在論理をオープンにする、ということは、つまり、素直になる、ということです。

自分が先に素直になると、相手も素直になれます。

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