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ヴィパッサナー瞑想合宿はどんなもの?

ヴィパッサナー瞑想10日間コースでの体験を、できるだけフレッシュな間に書いていこうと思います。

まず、ヴィパッサナー瞑想の実践に関しては、誰にとっても価値がありおすすめできるものですが、この合宿に関してはどんな人にもオススメできるわけではないことを断っておきます。

コースの第1日目の講話の中で、
「このコースで行われるのは、心の手術です」
という説明があります。

外科的な手術が、ある程度の身体的な体力がいるように、心の手術にも“体力”がいると思います。
心や身体が弱っていて、何か救いを求めるようにこのコースに参加してしまうと、コースの意義を正しく理解できず痛い目に遭います(そういう人を何人か知っています)。

この合宿はいわゆる“修行”のための合宿であり、身体的にも心理的にもある程度のタフさを要求されます。
(まあ、人並みの日常生活が送れていれば大丈夫です。)

心理的にも身体的にも体力に自信が無い人は、ヴィパッサナー瞑想を体験できるもっと緩いリトリートもあるみたいなので、まずそちらを試すのがいいかもしれません。

他にも、ヴィパッサナー瞑想に通じるよいツールはいくつかあり(フォーカシング、EFT、ブレスワーク、TRE、その他)、そういうツールを使って心理的な体力を回復させることは可能です。

10日間のコース

瞑想法を習得したいのに、いきなり10日間ってハードル高いですよね・・・。
わたしも行く前はそう思っていました。まず3日間コースとかあればいいのにな~って。

でも、参加してみると、なるほど納得な10日間です。
このコースはとても科学的なのです。
何世紀にも渡る実践者たちの経験に基づき、生理学的にプログラムされたものだとわかります。

毎日一生懸命実践にはげみましたが、今振り返ってみても、5日間とか7日間とかでは中途半端な感じに終わっていただろうなあと感じます。

HPの質問の回答にも書いてありますが、10日間は最低限必要な日数なのだと思います。

そう考えれば、この前のタイの洞窟のニュース、10日間閉じ込められてたっていうのも何かすごく意味がありますね。

コース参加費用はどれぐらい?

「コース行ってきた」というと、まず質問されます。
10日間宿泊と食事のお世話つきで、早朝から晩まで瞑想の実践法を学べるのですから、どんなものか気になりますよね。
ゴエンカさん指導のヴィパッサナー瞑想合宿は、なんと参加費無料です。

指導者を含め、あらゆるスタッフは金銭的な報酬を受け取りません。

では、どうやって運営されてるのか、というと、これがすべて今まで参加した人たちの寄付で賄われているわけです。
世界中にある何十か所というセンターすべてです。
これって本当に奇跡だと思います。
天国の長いお箸の世界がこの地上ですでに実現していたのです。

センターの施設設備もいただくお食事も決して豪華ではないけれど、貧相なものでは全くありません。
快適に過ごせるだけの十分な整えがあります。

コースの最終日に、布施をする機会が与えられるのですが、今回の自分の滞在費や参加費として払うというよりは、自分がそうしてもらったように、これからコースに参加する人たちのための施しとして置いていきます。

相場などは無くて、本当に自分の気持ちやお財布事情によって決めればいいようです。
だから、お金のないバックパッカーでも参加することができます(実際に、バックパッカー風の人は少なくない)。

気に入らなければ、布施をしなくても誰かに文句を言われることはありません。

わたしは、コースに参加してとても満足したので、始まる前にだいたい決めていた相場よりも少し多めに払いましたが、手持ちがあったらもっと払いたかったな~という感じでした。

 

コース中に守るべきこと

コースに参加する人はみな、いくつかの厳しい規律を守らなければなりません。
最初は、もっと自由でもいいんじゃないの?とも思いましたが、後々それがいかに大切なことかということがわかりました。

この規律は、宗教的な信仰のためでも、指導者やお世話してくれる人たちの都合のためでも、一切なく、あくまでも科学的、合理的に、コース参加者のために作られたものです。

やはりせっかく10日間の時間をわざわざ作ってコースに臨むわけですから、誰でもその恩恵を得たいですよね。
これらの規則はすべて、コースを成功させるために計算されて作られているのだということが参加してみてはじめて見えてくると思います。

聖なる沈黙

コースの初日から最終日の午前中まで、参加者同士のコミュニケーションは一切禁じられます。
これは、言葉の会話はもちろん、身ぶり手ぶりも、あいさつも、筆談なども含まれます。

他人は景色の一部で、自分一人で参加している、という感じをイメージすればよいのです。

完全な沈黙というわけではなく、指導者に瞑想について質問したり、コースマネージャーの人とは必要最低限の会話ができます。

コースの話をすると、「これがまず無理だわ~」という反応が結構多いのですが、実際やってみてわかると思いますが、これは意外とラクです。

コミュニケーションって、結構エネルギー使うのです。
本当は誰の中にも他人と関わるってめんどくさい、一人でいたいって思っている部分もあり、そういう他者との接触のストレスからの解放を味わえるとてもいい機会になると思います。

余分なエネルギーを使わずに済む。
それから、余計な情報をいれない。
もしコース中に他の人がどんな体験をしているかを聞いてしまうと、それが自分らしい体験をすることの邪魔をすることになるのです。

わたしはこの聖なる沈黙が好きでした。
(モーツアルトのオペラ『魔笛』の中でも、沈黙の修行出てきますね)。

最終日の午後から翌日センターを出るまでの間、聖なる沈黙は解かれます。
これは、日常に戻っていくための準備体操。

一気におしゃべりの花が開花します。
まあ賑やかなこと(笑)。

聖なる沈黙が解かれ、人と会話をしながら感じたのは、口とか顎とか全然動かしていなかったので、めちゃ重い(笑)。
声帯もスムーズに動かないみたいで、声も出にくい・・・。
眼も合宿中はほぼ閉じているか開けててもぼや~っとして過ごしていたので、しばらくはまぶたが重たくて、開けてるのが辛かったです。

普段当たり前にしていたことにどれぐらいエネルギーを消耗しているのかということに気づきました。

でも、この最終日の参加者同士の分かち合いはとてもとても貴重な経験となりました。

外部との接触、五感を刺激するものは禁止

携帯電話、パソコンの使用、テレビやラジオ、音楽、読書、メモ、飲酒、メイクや香水、おしゃれなどの日常習慣はここでは禁止です。
これらはすべて、瞑想修行の集中のマイナス要因になるからです。
いわば洞窟に閉じ込められている状態と同じ環境を与えられる訳で、また例のタイの洞窟でのニュースを思い出します。

10日間洞窟に閉じ込められたのはアクシデントだったわけだけれど、その子どもたちは結果としてその間に心身の深い浄化を体験でき、しかもこの瞑想の素晴らしさを世に知らしめることになったわけで、ここに神の計らいを感じずにはいられません。

情報やデジタルデトックス、本当にいいですよ。
音楽や文学、アートなどは人々を幸せにしてくれるけれど、そういうものがなくなったときにはじめて見えてくる「自然美の豊かさ」というものもあります。
携帯やパソコンは、わたしも普段は不可欠だと思ってしまいますが、10日間なしで過ごして、こういうミニマルな日常もいいなと思いました。

これが無理って人、それがないと我慢できない、となると、それはちょっと依存症だと思った方がいいかもしれません。

男女の分離、体の接触の禁止

センター内では、コース中男性の過ごす場所と女性の過ごす場所は分けられて、真ん中の道から向こうへはいけません。
同性同士であっても身体の接触も禁止です。

人間の3大欲求のうちの一つである性欲、情動、、、これに支配されてしまったら、瞑想に集中して平静な心を保つのは困難だという理由から必要なのだそうです(この瞑想でもっとも大切にされていることが、平静な心を保つこと)。

男性経験者の体験談ブログなどを読んでいると、合宿中ほとんどの人がいつかのタイミングでこの情欲の問題(脳内エロ妄想劇場など)に突き当たるようです。

わたしは3日目ぐらいにムラムラした感覚が出てきて瞑想に集中できずに困りましたが(笑)、そういえば女性同士はあんまりそういうことシェアしませんね。

他の瞑想法やお祈り、宗教的儀式

ヴィパッサナー瞑想合宿中は、他の瞑想や浄化法、修行法を混用しない。

これはヴィパッサナー瞑想を学びに来てる訳なので当然といえば当然。

他を否定するわけではなく、ヴィパッサナー瞑想コースへの正しい理解とスムーズな実践のために、10日間はこの修行にコミットしましょうということです。

シーラ、サマーディ、パンニャ

ヴィパッサナー瞑想の目的は、すべての苦悩の根絶です。

すべての苦悩の根絶に至るために求められるのは、①シーラ(道徳律)を守ること、②サマーディー(精神統一)、③パンニャ(洞察の智恵)の3つ。

シーラがサマーディーを発達させ、精神の浄化がパンニャへの到達へと導きます。

シーラの五戒は次の通り。

  1. 生き物を殺さない。
  2. 盗みを働かない。
  3. 性的な不義を働かない。(子どもコースの説明には「きよらかなせいかつをまもり、友だちとは、きょうだいやしまいのようにつきあう」と記載)
  4. 嘘をつかない。(子どもコースの説明には「うそやひとをきずつけるあらあらしいことばや、わるぐちをいわない」と記載)
  5. 酒・麻薬の類を摂らない。

コース中はこれらを必ず守らなければなりません。
初日に誓約書を書かされます。

これも宗教的な理由ではなく、あくまでも瞑想の目的を達成するためです。

日常で実践を続けていく上では、個人の責任で節度を持って、ということになりますか。
たとえ破ってしまっても、「人間失格」の烙印を押されるわけではないですよ。

ただ、トレーニングを続けて心と身体が浄化されていくと、シーラを破りたくなる渇望は根絶されていくみたいです。

では次回はいよいよ、実際どのように10日間を過ごしたかを書いてみたいと思います。

お知らせ

前回ご案内していたグループレッスンや勉強会の日程がキャンセルまたは変更になります。
ご確認ください。

ボイスエンライトメントグループレッスン

7月20日(金)→キャンセル
7月22日(日)10:30~12:30

参加費:2500円
場所:クオレヴォーチェサロン

投影のしくみ勉強会

7月の予定です。

投影のしくみ理論編
※投影のしくみについて学びます。
はじめての方はぜひこちらから。
24日(火)10:00~12:30
参加費:3500円
場所:クオレヴォーチェサロン(豊津駅より徒歩8分)
満席になりました。

投影のしくみ実践編
※実際のワーク中心です。いろんなタイプのワークで自分自身を多角的に見つめていきます。
感情解放の仕方も学びます。
しっかりと自分の棚卸しをしたい方。

27日(金)10:00~16:00ぐらいまで(お昼休憩あり)
→日時が変更になります。
【変更後】8月1日(水)10:00~16:00ぐらいまで(お昼休憩あり)
参加費:4500円
場所:クオレヴォーチェサロン

 

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