許しのレッスン
イエスは「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい。」と言った。
これを聞いて誰も女に石を投げることができず、引き下がった。
日々の些細な事(他人のちょっとした言動にイラッ、)レベルから、個人的なもう少し大きな被害レベル(“裏切られた”、“浮気された”、“誹謗中傷された”、“損害を被った”)、さらに社会レベル(“まったく政治家は何やってるんだ!”、“世の中の不正、暴力、信じられん”)まで、日々気付かないうちに、私たちの“許せないスイッチ”はけっこう頻繁に起動しているように思います。
(私は「寛大ないい人仮面」と一体化して長年生きてきたので、この許せないスイッチが本当は日々頻繁に起動していた…のに気づいてなかった、ということにかなり最近になって気づきました。)
よく、「許すと幸せになります、楽に生きられます」「許すのは他人ではなく自分のため」などというメッセージを見聞きしますがそれはその通りと思いますが、それに対して、「許しというのは、『許そう』といって頑張ってできるものではなく、タイミングが来ておのずと起こるものである」というメッセージもありますね。
以前は、「許し」という行為は、「あなたには非があるけれど、私は寛大なので許してあげます」というものだと思っていました。
一般的にも、許しという言葉は、誰かが罪を犯したことを前提にするものと考えられています。
それがいろいろ学んできて、そういう「許し」(表面的な、つまり我慢や犠牲を伴った許し)じゃまったく救われない(相手も自分も)、真の癒しは起きないということがわかりました。
「実際には許すべきことなど何もない。愛しかないのだから、誰にも罪はない」
それを思い出すのが「許し」なのです。
これは、本当に本当に日々がレッスンです。
時々失敗もします…。
(間違って染みついた、正しいと思ってる“観念”がまだまだいっぱい詰まっているので・・・)
でもやはり努力すればするだけご褒美、ギフト、癒し、奇跡があるのです。
最近読んだ賢者テラさんの記事にあった「許しの定義」がとても明確で素晴らしいのでご紹介します。
日々の「許しのレッスン」に活用できると、(思い出すことができたら、ですけれど)、いとも簡単に「許し」を実行できるんです。
もしも、私が相手なら、同じことをしていたかもしれない、というー
相手の宇宙シナリオに対するリスペクト (尊重・敬意) を持つこと。
これです!「許しの定義」。素晴らしすぎる。
これぞ真理!
「もしも、私が相手ならー」
というのは、もしも自分が相手と同じ星の元に生まれ、同じ環境に育ち、まったく同じ経験値を積んで、同じ感情、思考を持つようになったら、、、という意味です。
兄弟や親、子どもでさえ、経験値は自分と同じではありません。
1秒たりとも相手になったことがないのだから、相手の立場なんかわかりっこない・・・
にもかかわらず、「そんなことすべきでなかった」なんて言えるわけがないんですよね、本当は。
この見解を持てるようになると、そもそも許す人も許されるべき人もいなかった、というのが本当によくわかります。
反対に自分が誰かを傷つけたり怒らせるようなことをした場合も、それは過去に積んできた因果律(宇宙シナリオ)によって起こったことなのだから、気づいて反省して「同じことが起こらないようにしよう」とそこから学ぶことはあっても、加害者意識を持ち続けたり、罪悪感で苦しんだり、後悔したりする必要は決してないのです。
不思議なことに、自分が加害者のままでいると、相手は被害者でい続け、自分が加害者をやめる(つまり罪悪感を手放す)と、同じ瞬間に相手も被害者意識を手放す、ということが起こります。
やっぱり愛しかないのね~ってなります。
この許しの地道なレッスンは、自分や相手のためだけにとどまらず、 民族レベル、社会レベル、世界レベルの癒しに貢献してることになるんですよ。
「もしも、私が相手ならー」この視点を持ちつつ、
あとは、EFTなどの感情解放ツールで怒りなどの感情を浄化していく。
そうすれば、「みんなバラバラ」という幻想からも解放され、
穏やかに過ごせる日がどんどん増えてくることでしょう。
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