先日都内に住む知人に「心がどうも病んでいるみたいだから、通えるところで誰かカウンセリングを紹介してほしい」と頼まれました。

一般的には違うかもしれませんが、私はこういうことを聞くと祝福したくなります。
それは、本人もまだ気づいていないですが、真実に目覚めるロング・ジャーニーの第1歩に繋がっているからです。
ネオが『マトリックスの罠』から目覚めていくように、、、。

その知人は、紹介したところに数回通ったようです。
数か月後に「どう？」と尋ねたら、「おかげさまで元に戻りました。もう大丈夫みたいです」
と、カウンセリングセッションはもう必要ないと思ったようです（注：カウンセリングだけが入り口ではないです）。

わたしはそこで少しがっかりしました。

その知人のように、一般的に多くの人は、今までに感じたことがないようなウツっぽさや、度を超えたネガティブな感情にコントロールされる感覚になった時が「心が病んでいる」状態で、元に戻ったら「心が健康になった」と理解します。

※一般的な心療内科とか精神科というのはそこをゴールとしていると思います。

が、わたしはそのようには捉えていません。

• 人の意見や価値観に左右されやすい。他人の言いなりになる。
• 心配性である。
• 他人（自分）を信頼できない。
• リラックスできない。緊張しやすい。
• 事実を正しく見極められない（思い込み、誤解、独りよがりの解釈が多い）
• 何か起こったとき、他人を（状況を）、または自分を責めることがある。
• 言い訳が多い。
• 腹が立つこと、イライラすることがある。
• みんなと同じじゃないと不安になる。
• やりたいけれどできないとあきらめている。
• 集中力にかける（時折、心ここにあらずでぼんやりすることがある）。
• 人目が気になる。
• 人より上か下かが気になる。
• 本音が言えず、「いい人」になってしまう。
• 「いい妻」とか「よき友だち」とかにはなれるが、誰とも深く繋がっていない。
• すぐ疲れる。
• コンプレックスがある。
• いつもお金に困っている

これらは、自分の性格か、誰にでもよくあるストレスか、どうにもできない不運な人生のパターンだと多くの人は思っていると思いますが、
実は、これらはすべて未熟な心の病の症状で、心が健康になり成熟すれば、どれも克服できることなのです。
つまり、これが症状だとすればほとんどの人は心が病んでいることになりますが、それに気付いてないってことです。

数年前のわたしもすでにカウンセラーでしたが、まだまだ心の病と向き合っていました。そして、今はかなり症状を克服しました。
そして、これらの症状を克服していくことは、真理に目覚めるジャーニーへと繋がっているのです。

一般的な意味での「心の病」を治すことは、上記の例のように、度を越えたストレスフルな状態から「元に戻る」ことがゴールのようですが、
それってまだスタートラインにも立っていないよ、と言いたくなります。

なぜかといえば、上記のリストにあげたことを放置してきた結果が、「鬱」だったり、「度を越したネガティブな感情にコントロールされる」に繋がるわけなので、
一時的に良くなった感じがするだけで、実際には何も解決していなかったりします。

クオレヴォーチェでは「心の病」を克服していくというのは、「元に戻す」のではなく、「これまでの時空間(タイムライン)とさよならして、未知のタイムラインに心を開いていく」ということを意味します。

タイムラインというのは、「過去こうだったから、今もこうだし、だから未来もこうであろう」という時空の流れです。

タイムラインシフトが起こるというのはつまり、人生が奇跡のような展開になるってことです。

過度のストレスレベルの「心の病」にかかった人こそが、実はこのタイムラインをシフトさせるチャンスを掴んでいるのです(うまくつかみ損ねて次の逆境の時まで先送り～ってこともよくありますが)。

今、本当に幸せに生きている人、幸運に恵まれている人、人生を成功している人たちは、必ずこのタイムラインシフト(=クォンタムジャンプ)を経験しています。

私も何度か経験していますし、これからもタイムラインシフトを起こしまくろうと思っています。

心の病にかかっていると思う人は、どうか元に戻ることを目標にしないで、タイムラインを変えられるということに心を開いてみてください。