「自分や自分の大切な人(物)のことしか関心がない」
「今目の前の現象にしか関心がない」
「目先の『損得』しか関心がない」

これが、エゴ、分離意識、幼児願望、低次元思考の特徴です。
これが強いと、小さな小さな小さな小さな枠の中に閉じ込められた人生を送ることになります。

例えば、パートナーとの関係がうまくいってないとします。
「エゴ、分離意識、幼児願望、低次元思考」が強い人は、その原因を、上記の関心のある部分だけで探そうとします。

相手や自分の性格が悪い、
相手や自分がバカだから悪い、
酷いことを言われた、言った、
酷いことをされた、した、
わたしは運が悪い、
わたしは被害者だ、

その狭い範囲の関心の中で、原因探しをしてグルグルしていても、問題は決して解決しません。

なぜなら、今目の前に起こっていることは、もーっともーっと広範囲のいろんな物事につながって起こっているからです。

自分と親との関係性
成育過程での辛い出来事
心のメカニズム
時空を越えて持ち越した未解決のテーマ
家系の負のパターン
現代日本の文明の影響(マスコミ、社会構造)
集合無意識の影響
世界規模の問題の影響
宗教・思想の影響
自然(天体)との関係性
歴史的な流れの影響
霊的な影響
人体劣化の問題
歪んだ教育の影響

今目の前に起こっていることは、こういうことがすべてフラクタルに重なりあって現れた結果なのです。

目の前の問題を乗り越えることで成長していく人は、上に書いたあらゆる事項を調べ、自分の問題との関係性を学び、理解し、今まで自分を閉じこめていた小さな小さな枠の外へと飛び出していきます。

この枠は入れ子構造になっていて、一つ出たらまた次の枠、というように問題が起こる度に次の枠にぶつかることになります。

その都度、より広範囲の影響や関連性を調べることになります。

例えば、パートナーとうまくいってないという問題が、両親の影響や幼少期に作った思いこみによるものだというのは最初の段階で理解できたとしても、
先祖の未解消の問題が影響しているとか、文明や世界規模の問題との関係性というところまではなかなかリアリティを持てないと思います。

「お金に困っている」とか、「仕事がうまくいってない」とか、病気もすべて同じです。

関心が自分のことだけ、目の前のことだけ、目先の損得のことだけしかないと、問題解決のための有意義な情報が入ってきても、自分には関係ないものとスルーしてしまいます。

「家系の未解決の問題を今の私たちが受け継いでいることもあるみたいだから、こんな風に先祖供養をしたらいいらしいよ」とか、「『すべて言葉通りになる』という原則があって、今まで蒔いてきたマイナスの言葉の種が今現象化しているのだから、感謝の言葉でそれを消すといいみたいよ」とか、「相手は自分の鏡、自分の何が映し出されてるのか内観してみるといいよ」などと聞いて、そういうこともあるのかと素直にやってみる人と、自分の今の問題には関係ないものとスルーする人。

前者の人は、たとえ今どんなに最悪な状況であろうとそこから抜け出し、より高次のステージへと向かっていくことができます。
後者はいつまでも被害者ストーリーから抜け出すことができず、死んだような関係を続けるか、もしくは関係を破滅させてしまいます。

「自分や自分の大切な人(物)のことしか関心がない」
「今目の前の現象にしか関心がない」
「目先の『損得』しか関心がない」

なぜこうなるのかというと、こういうこと以外に関心を持つことが何かタブーのような感覚を植え付けられているところもあるからです。

小さな小さな小さな小さな枠の中に閉じ籠もってると言いましたが、私たちはその「枠」=自分だと錯覚しているのです。
その「枠」が壊れていく=自分が壊れていくという恐れが根源的にあるのです。

その「枠」を一つ一つ壊してそこから小さく縮こまっていた自分を解き放っていくことを率先してやっていくのです。

95%の人がまだ小さな枠の中に閉じ籠もって生きているので、周りより一足先に飛び出ていくのはなるほど確かに怖いことですよね。

でも、今その枠を壊して大きく自分を解き放っていくことを求められている人は多いのではないでしょうか。

関心の範囲を広げてみましょう。

世界で起こってること、周りで起こってること、宇宙で起こってること、歴史、どんなことも、今の自分に影響している、関係しているのだという視点で学んでみてください。

そして、その関係性を浄化し、精算し、調和させましょう。

視界が変わります。
タイムラインが変わります。
今まで味わったことがない、幸福感を味わうことができます。
そして、その幸福感は泉のように湧きっぱなしになっていきます。