教育は「人物」に焦点をあてて、、、
心理カウンセラーの吉家重夫先生が「心の謎を解明しよう」と25年かけて構築された、「統一場心理学」という新しいモデル理論があります。
それを普及し後世に伝えていく一端を担うために、現在、吉家先生のもとで高木と「統一場心理学」を学んでいます。
先日も横浜でお会いして講義を受けてきたのですが、
その中でお話されていた先生の提唱されている教育論がとても素晴らしいと思ったのでシェアします。
まず、小学校からのすべての教科は、「人物」を中心に教えるべきだと。
統一場心理学によると、わたしたちの心というのは、生まれてから今までに見たり聞いたりしてきたものを、その時の気分と合わせてイメージとして蓄積していきます。
そして、一連に吸収されたイメージは、つなげて記憶されていくのです。
わたしたちの心は、無数のイメージ情報のまとまりによってできているというわけです。
同じイメージでも、一つの”物”から吸収されるイメージのまとまりと、一人の”人”から吸収されるイメージのまとまりの大きさは、圧倒的に違うのです。
たとえば「机」だったら、茶色、固い、足が4本、平である、という具合に、数えてもそれほど多くのイメージ情報がないのですが、
これが「お母さん」だったら、声、肌の柔らかさ、温度、動作、自分と接してくれるときの様子、人と接するときの様子、息遣い、顔の表情、乳の味、足音、、、など、他とは比べられないぐらいのイメージ情報のまとまりがあり、しかも、時間とともに変化があるため、会うたびに新たな要素が増えていきます。
このように、「人」に関するイメージの連鎖(記憶)と、人以外に関するイメージの連鎖(記憶)は、その量が比較にならないほど差があるのです。
「わたしたちの記憶は、イメージ情報同士のつながりが多くなればなるほど、はっきりと心に刻まれる傾向にある」
それを踏まえて教育を考えてみると、従来の授業というのは概ね言葉や数式の暗記中心なので、イメージ情報のつながりとしてはとても薄っぺらいものです。
だから、一生懸命努力して暗記したわりに、大人になってあまり記憶に残っていない、ということが起こりやすくなります。
それが、同じ内容でも、人物に関連させて覚えたものは、しっかりと心に残ります。
それは、先に述べたように、人に関するイメージ情報の塊は、他のイメージ情報の塊にくらべると桁違いに大きいからです。
だから、授業も、「人物」に焦点をあてて学んだ方が、多くのことを吸収でき、認識も深まります。
例えば数学だったら、単に数式を暗記させられるのと、「この数式を生んだ人物はこんな人生を送ってて、こういう状況でこの数式が生まれた」と背景の人物に付随させて覚えるのとでは、心への刻まれ方が全然違うのです。
地理でも、「〇〇の生産量の多いのは、どこどこです」、「△川は世界で何番目に長い川です」っていう3次元的な情報より、「この地域ではこういう人たちがこんな生活していて、そんな人たちが〇〇を生産しています」という5次元的なイメージ情報を教えてもらう方が、ずっと勉強が実りのある楽しいものになりませんか?
歴史もそう。
何年に何があったかなど出来事中心の授業より、その時代に生きた人々の暮らしや人物の生き様や哲学などに焦点をあてて、イメージが立体的に浮かぶような情報を学ぶ方がずっと歴史に好奇心が掻き立てられますよね。
また、パソコンでバーチャルな授業を受けるのもいいですが、生身の人から直接学ぶというのが、何よりも大切なことのようです。
今の子どもは、ほぼ家と塾との往復で、出会う大人のイメージ情報量がとても限られていて、、、そんな中で、本当に自分がやりたいことを見つけなさいとか、夢や希望を持てと言っても、あまりに無茶な話なのです。
成れの果ては、「入れたらどこでもいい」と進学を決め、「採用されたから」と就職を決めるという受け身な生き方、、、それでいいのかと。
そこでの先生の提案は、「人物」という科目の設定。近所の八百屋さんのおじさんとか、工芸品を作ってる人とか、大工さんとか林業してる人とか、エンジニアとか、毎回いろんな職業の人が登壇して、それぞれの人の毎日の生活ぶりを語るのを聞いたり、質問したりする授業があれば、子どもたちの中に大人の多種多様なイメージ情報が取り入れられ、人生の選択の幅が広がります。
そういえば、こちらの動画【幸せを増やす技術」】でも、「未来の選択肢が今よりも増えることが幸せ、今よりも減ることが不幸」と定義しています。
今の時代に生きる子どもたちには(大人も、、、)、外側には選択肢がいっぱいあるようで、、、内側にはほとんどないので、光を見失ってしまっているのかもしれません。
わたしたち大人が、多様な選択肢、可能性を与えてあげられるとよいですね。
お知らせ
【第3回バイロン・ケイティのザ・ワーク動画鑑賞会(日本語通訳つき)】
今回の動画では、
「母に幸せになって欲しい、喜ばせたい、満足させたいという思いから自分が与えたり彼女のためにすることに対して、母は感謝してくれない。喜んでくれないからイライラする」と悩む相談者に、バイロン・ケイティがワークしていきます。
いくつかのロールプレーイングを体験し、母親に対して抱いていた思いやイメージが変わっていき、険しかった表情もどんどん穏やかになっていく相談者。。。
・・・自分の特別な人に愛されたい、満足させたい、感謝されたい、と思って与えるのに、期待通りのリアクションが返ってこなくて苦しみが生まれること、ありますよね?
わたしもあります!
今もその渦中にいる方もいらっしゃるかもしれませんね。
この動画のワークを見て、たくさんの氣づきがあると思います。
ぜひご一緒に鑑賞しませんか?
日時:7月5日(水)10:00~12:30
場所:クオレヴォーチェ千里サロン
定員:5名
参加費:4500円(さやかさんお手製のヘルシーお菓子と美味しいハーブティーつき)
ファシリテーター:宍倉朋子
日本語逐次通訳:下間さやか
こんな方におすすめ
- バイロン・ケイティのザ・ワークは知らなかったけれど、興味がある。
- バイロン・ケイティのザ・ワークは知っているけれど、うまくセルフワークができない。
- バイロン・ケイティの動画を見たいけれど、英語がわからない。
- バイロン・ケイティのザ・ワークが好きなので、ぜひ誰かとバイロン・ケイティの世界を分かち合いたい。
- 自分の内面をもっと深く探究してみたい。
【ほんとうの自分らしい声になるためのボイスエンライトメント講座】
この講座では、自分にとって最も自然で、自分らしい本来の声を引き出していきます。
ここで紹介するメソッドは、何かを付け加える方法ではなく、余計なものを省いていく引き算的なメソッドで、身体や心を育みながら、自然を生かしていく、、、誰かに合って、誰かに合わない、というものではなく、誰にでも合う方法です。
声のための実習ですが、声=身体、声=心、なので、性格や体質、人生まで変わってしまいます。
ご一緒に、声を自在にしていく旅を一歩一歩楽しみましょう♪
日時:7月16日(日)13:30~15:30
場所:カフェ・ド・ジェーム(神戸元町)
参加費:2000円+ワンドリンク
定員:10名
詳細はこちら
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