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短期滞在者の苦悩

短期滞在組のうち大部分は、他の恒星系(地球生命系とは、やや、もしくは著しく異なった生命の表現の場が宇宙には無数にあります)から、この時期の地球において、肉体を持った体験をするためにやって来た魂で、そのうちの大半の魂達は、地球圏のアストラル・レヴェルもしくはメンタル・レヴェルに近い波動領域で表現を行っていたために、幽体が発達していることが特徴です。

このためテレパシーによる想念の伝達や、アストラル・レヴェルもしくはメンタル・レヴェルにおける視聴覚、植物や動物、肉体を持たない精霊達と会話する能力、意識的な幽体離脱等、長期滞在組の場合なら、何転生にもわたってヨガ等の修行を行ってきた人達が身に付けるような潜在能力を、生まれつき持っていることがよくあります。

短期滞在組の過去生(この表現は、地上のある転生から見た相対的な関係でのみ、成立する概念であることに注意して下さい)の表現世界、つまり彼もしくは彼女のやって来た恒星系もしくは太陽系の惑星は、前述しましたように物質レヴェルではなく、地球圏で言えばアストラル・レヴェルおよびメンタル・レヴェルに近い波動領域に表現の場を持っており、しかもそのような文明圏の中には、地球のような全体からの分離意識が生じていないものもあります。

このような恒星系の出身者は、幽体が発達しているために周囲の想念波動に極めて敏感な上に、自分とは違った波動に接することにはなれておらず、なおかつ分離意識を初めて体験する人達もいるわけですから、周囲の人達の考えが自分とは同じではないという、地球の物質レヴェルでは当たり前の状況に直面することが、大変大きなストレスになる場合があります。

こうした、自分とは違った考えの人や、全体の調和を無視した行動をする人が存在するということが理解できない、受け容れられない、というような状況に加えて、幽体が発達していて、しかも自分の意志がそれを十分に支配していない人の場合ですと、周囲の人達のエネルギーに無防備に同調してしまうために、雑多の波動の混在する地球上では、日常生活をする中でいろいろと面倒なことが生じます。

例えば、ごく普通の地球人であったとしても、不調和な波動を出している人には余り近づきたくないと感じるものですが、敏感な幽体体質の人が、このような不調和な波動の発生源に不用意に近づくと、自分の心が他人の不調和な想念にほとんど支配されてしまうようなことも起こります。

また、誰かが何かを食べていると、自分の好みとは無関係にそれが食べたくなったり、他の人が何かをしていると、自分もそれをやってみたくなったりという傾向が、普通の人より顕著にみられますし、自分の意志とは無関係に、周囲の想念波動に肉体が反応するといった現象が生じることもあります。

1990年代後半になってから増えてきた、多動性障害と呼ばれる落ち着きのない子ども達も、このような地球圏への適応が上手くいっていない魂の表現である場合があります。

「『黎明』 上巻 葦原瑞穂著」より

以前に、「淡水魚タイプ」と「海水魚タイプ」のことを書きました。
『黎明』で説明されている「長期滞在者」が→「海水魚タイプ」のことで、
「短期滞在者」が→「淡水魚タイプ」のことです。

長期と短期の間にははっきりとボーダーがあるわけでもなく、これらのカテゴリーが実際にあるわけではなく、あくまでも私たちが人間の性質を理解する上でのひとつの観念にすぎないのですが、、
心理支援・指導をする上で、このカテゴリーは結構大事だと思っています。

長期滞在者の方がより学んでいるとか短期滞在者の方が優れているとかそういうことはないし、目指すところは最終的には一緒なのですが、今の地球での学びのプロセスにおいて、短期滞在組は、短期滞在組として学ぶべきことがあり、長期滞在組は長期滞在組として学ぶべきことがあるのだと思うのです。

大多数の長期滞在組は、これから地球が分離意識が少ない星へと変わっていくこの時代にあって、短期滞在組が本来持っていたはずのワンネス感(分離意識の少ない感覚)や、非言語コミュニケーション能力、あらゆる固定観念の支配から自由になることなどを学んでいく必要があります。

いっぽう少数派である短期滞在組も、やはりこの地球が生まれ変わろうとしている時代に生まれることを選んできたわけですから、地球ならではの肉体を持った経験にプラスして、この変容の時期に短期滞在者としての特徴を生かすことが求められます。

分離意識が少ない星から来ているわけなので、地球の重たくて混沌とした波動はかなり負担に感じるはずです。また、その環境を乗り越え、いかに内在している神性を発揮できるかというところが、短期滞在者の課題のようです。

上の記述にもあるように、幽体が発達している短期滞在者には、自分と違う世界観や感情、欲求を持っている他人というものがもともと存在していないので、相手の立場や世界観は違うのだと理解してコミュニケーションをする、ということが小さいときから苦手だったはずです。

また、短期滞在者はいわゆるエンパスとも呼ばれますが、他者のエネルギーの影響もとても受けやすいです。

そういうところの苦労から、人一倍生き苦しさや疎外感を感じることが多く、また周囲にそれを理解する人もあまりいません。

理解できない周囲の人の困惑を感じて、さらに傷つく、ということが短期滞在者の経験に重なります。

短期滞在者の心理支援は、まず短期滞在者のこの地球で生きていくということの苦悩がいかばかりか、ということを十分にわかっていないとできないと思います。

わたしのところにはご縁があって短期滞在者と思われる方がたくさんこられますが、皆さんここに来るまでに心理支援者や指導者との関わりの中でさえも癒されるどころかさらに苦しみを深めてきた方も多くいらっしゃるようです、、、。

続く

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