他人を通じて自分を知る方法①
「あなたが自分を完全に愛していないなら、
どこに取り組む必要があるのか、相手が教えてくれる。」
これは、少し前の記事で紹介した、バイロン・ケイティの言葉です。
人との関わりというのは、すべてこのためにあるのだと思います。
では、自分の愛していない部分を、他人を通してどうやって知ればいいのか、
今日からそれについて書いていこうと思います。
今までもちょこちょこと書いてますが、いわゆる「投影」のしくみをじっくりまとめてみたいと思います。
自分を映して感情反応している
さて、「他人は自分の鏡」、これはどう見たって疑いようのない事実です。
本来、他人を経ずとも冷静な目で自分自身を深く知ることができればいいのですが、そこまで自分自身を客観視することが出来る人はほとんどいないでしょう。
私たちは他人との関わりを通してでしか、自分自身について学べないようになっているのです。
そういう意味では、人間関係というのは、相手を深く知るというよりむしろ、自分自身について学ぶ機会だといえます。
これはパートナーシップ、親子、友達、仕事などすべての関係に言えることです。
とはいえ、相手との関係を通して自分自身を知る、というやり方を知っている人は世の中にはほとんどいません。
私も、カウンセラーになるための学びを通してはじめて「相手との関係から自分を知る方法」を知ったのですが、これを知らずしてよくそれまで生きてきたものだな~と思います。
今私が親密な相手だけでなくいろんな人との関わりが良好かつ円滑なのも、ずばりこの鏡現象を使って自分自身を知り解放するチャンスとしてきたからであり、
そしてこのアプローチをまったく無視して生きるのはなんとも勿体ないことだと正直思います。
「他人は自分の鏡」という言葉は、一般的にもよく言われます。
でも、「鏡である」という意味をちゃんと捉えて理解し、日々活用している人はほとんどいません。
ということで、これからしばらくはこの鏡現象(投影)についてや、その活用法(相手との関係から自分自身を知る方法)をしっかりとお伝えしていこうと思います。
いついかなる時も「相手は自分の鏡」を見ていく必要はない。
ではどういうときにこの鏡現象を使ったらよいでしょう。
もしあなたが相手の言動や態度に対して、イライラする・悔しい・頭にくる・許せない!などと感情的に反応するとき、批判したくなるとき、あるいは、イライラまではしないけれど気になってしかながない、頭から離れない、というときは、それは間違いなく、100%【鏡現象(投影)】です。
つまり、相手に直接ぶつけなかったとしても、相手の言動になんらかの感情反応が起こっている場合、相手はあなたという人を映す鏡の役割になっています(あなたがたとえそれを絶対に認めたくなくても!)
この「感情反応」というのが大きな鍵です。
なんの感情反応(揺さぶり)もなく、「あの人はこういう人だわねえ」と見ている場合は別に相手はあなたを映し出す鏡ではありません。
ずっと前に、「自分の抑圧された感情を引き出すために、不快な現象が起こる」ということを書きましたが、
それはつまり、このような「鏡」を通して自分という人間を知るため=自分を解放し癒すため、というのとまったく同じ意味なのです。
あなたの中にまだ光が当たっていない部分(癒しが必要な部分)がまだたくさんあって、あなたが「もっといい人生を送りたい、もっと幸せになるために自分を変えたい」と望んでいると(無自覚の場合もある)、
その光の当たっていない部分を見せるために誰かが現れます。
あなたが誰かとの関係に苦しんでいるときというのは、それはまさに自分自身を知り、解放し、人生をよりよくするチャンスなのです
(中でも特に、恋愛など親密な相手はそういう自分の中の光が当たっていない部分をたくさーん見せてくれます)。
これは、相手が直接かかわりのない人でも同じこと。
政治家、ニュースに出てくる人、作家、芸能人、物語に出てくる人物など誰でも、あなたが気になって仕方がない人、イライラする人、批判したくなる人がいたら、それもすべて、すべて鏡現象です。
それを「自分自身を知り解放するチャンス」と使わないとマジもったいない!
最初は、「こんな嫌なヤツと自分が同じだなんて!!」とめちゃくちゃ抵抗が起こります。認めたくない!という思いも多々出てきます。
でも、ここで「相手が鏡」を認めずに相手を批判するだけで終わってしまったら、あなたは自分を悩ませているものから解放するチャンスを失うどころか、さらに強烈に自分の見たくないものを拡大させてみせられるような現象を引き寄せることになります。
もちろん鏡だからといって、相手にあなたがそっくりそのまま同じように映っているわけではありません。いろんな映り方があります。
それをどのように見るかは、コツがいります。でも、いったんコツをつかんでしまえば、何か感情反応があるたびに「ああ、私の中にこういうところがあるんだ」と簡単に見えてしまうようになります。
本当に、この「鏡現象」を見る“コツ”と「見よう」という “決意”さえあれば、人間関係で悩むことはほぼなくなっていくといってもいいでしょう。
まあ、ムカついたりイライラしたりということがゼロになることはありませんが、それも「相手は鏡」として見て、何かを気づいたら一瞬で終わります。
次回は、「鏡現象」の具体的な現れ方について書きます。
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