本当の気持ちを体に聞いてみる
セッションで使っているセラピーの一つにフォーカシングというのがあります。
セラピーといっても、それほど難しい技法ではありません。
ちょっと練習すれば、毎日一人でもできるものです。
セッションでも、このフォーカシングのテクニックはとても有効です。
ちなみにフォーカシングの意味は英語の”focus”からきています。焦点をあてる、集中させるといった意味です。
私たちは、いいたいことが言えないときに喉が締め付けられるような感じとか、誰かに責められて胸がギュッと苦しくなったりとか、楽しいときに胸が躍るような感じになったりとか、
そんな風にして、自分の感情を体の感覚として感じることになれています。フォーカシングは、その感覚を利用して自分の感情の整理を進めていきます。
一人ででもできる手順を簡単に説明すると・・・
- リラックスして、体の内側に注意を向けます。
最近気になっていることを思い浮かべてみて、浮かんできたら「これが気になっているな」と確認します。
その問題に深く入らないようにして、ちょっと脇に置いておきましょう。
他にも気になっている問題があったら確認し、また脇に置いておきます。 - 手順1で思い浮かべた気になっていることの中から一つ選んでみます。
その問題を思い浮かべるとどんな気分になるでしょうか?また、体はどんなふうに感じるでしょうか?…胃のあたりが重いような・・・胸が圧迫されるような・・・喉がしめつけられるような・・・
「なんだか……ような感じ」がフェルトセンスです。普段は無意識の感覚です。
喉、胸、みぞおち、下腹部、ネガティブなフェルトセンスは、ほとんどこの4か所に出ることがあります。 - フェルトセンスの場所がはっきりしたら、しばらくその場所に意識を向けます。
- しばらくその感覚に寄り添ったあと、その感覚に「こんにちは」とあいさつをします。
さらに、その感覚に名前をつけてみます。「未来不安くん」とか、「いじけちゃん」とか。 - その感覚に、「何かメッセージはある?」「あなたはどうして、私の中にいるの?」と心の中で尋ねてみます。
フェルトセンスは、何らかの意味を持ってあなたの中に存在しています。 - しばらくじっとしていると、何らか答えらしいき思いが心の中に浮かんできます。
必ずしもそれは言葉であるとはかぎりません。イメージやテレパシーのようなもので返ってくることもあります。 - どんな思いが出てきても、それを批判せず、愛情を持って受け入れましょう。
体の感覚に意識を向け続けているだけでも、感情の解放が進んでいくことがあります。 - 体の感覚に「ありがとう」と感謝を伝えて、体全体に意識を戻して終了します。
最初のうちはフェルトセンスが見つけられなかったり、感覚とうまく対話ができなかったり難しく感じるかもしれません。
しかし、焦らず!ゆっくり時間をかけて感覚と寄り添う練習を続けていくと、体に閉じ込められていた感情(記憶の汚れ)がどんどん解放されて楽になっていきます。
瞑想として行ってもいいでしょう。(フォーカシングの補助輪が取れたものが、ヴィパッサナー瞑想)。
フォーカシングのキーワード
- 好奇心
- 親しみ
- 100%受け入れ
- 忍耐
- オープンな心
- 愛情
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