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恐れ

人が何かものを考えたり、言ったり、行動するときにベースになるのは「」か「怖れ」のどちらかしかありません。
今日は「怖れ」の実態と、なぜ人がこれほど根深く「怖れ」を持っているかについて書こうと思います。

ほとんどの人は、「怖れ」は自分の外側からやってきて、自分を脅かすものだと思っています。しかし、実は「怖れ」は自分の心の内側からしかやってきません。

「怖れ」とは、内面的な葛藤があり、心が別々のふたつのものを望んでいるときに生じるものです
欲しいものの一つに向かって進んでいくと、必ず何かを失います。
それを失うことへの「怖れ」です。

過去に起こった否定的な出来事を未来に投影するのが「怖れ」です
そこには未解決の出来事が必ずあります。
つまり、また同じようなことが自分に起きるのではないかという「怖れ」を感じるのです。
ある本に、真実の視点から見た「怖れ(FEAR)」についてうまく説明しているものが載っていたので紹介します。

Fはfalse(間違った)のF
Eはevidence(証拠)のE
Aはappearing(表面的に見える)のA
Rはreal(本当の)のR

つまり、「怖れ」とは、『間違った証拠が本当らしく見える』という意味です。
「怖れ」とは自分の心から生まれる誤解、幻想です。

自分を過去の傷から自分を守ろうとする結果として「怖れ」が生じます。
しかし、その「怖れ」から出たアイデア、言葉、行動、態度は、ストレスや病気や問題を生むだけで、あなたを決して幸せに導くことはありません。

次のステップへの怖れ、変化への怖れ、親密感への怖れ、成功への怖れ、ある感情を味わうことへの怖れ、コミットすることへの怖れ、豊かになることへの怖れ、誰か特定の人への怖れ、自分の目的への怖れ、身を任せることへの怖れ、受け取ることへの怖れ、手放すことへの怖れ、失うことへの怖れ、自由への怖れ、すべてを手に入れることへの怖れ、裁かれることへの怖れ・・・

あなたが未来のヴィジョンを思い描くときに出てくる「怖れ」は何ですか?
たった今、あなたが怖れていることは何でしょう?

悩みや問題を深く探っていくと、実はたった二つの「怖れ」にたどりつきます。

「私が死ぬ」こと。
そして、
「私の価値がなくなる」こと、
この2つです。

つまり、この2つの「怖れ」が潜在意識の中にしっかりと根付いているために、ほとんどの人たちがいつもなんらかの怖れを抱えて変化を起こせずにいます。
それでは、怖れを癒すためのいくつかの方法をあげてみます。

  1.  あなたが今持っている「怖れ」が上の二つのどちらの「怖れ」につながっているかを探ってみましょう。「私が死ぬ」ことですか、それとも「私の価値がなくなる」ことですか?
  2. その「怖れ」は過去のいつの時点で作られたものでしょう?どの過去の痛みに由来しているでしょう?その過去を癒しましょう。
  3. 怖れには葛藤がつきものです。欲しいものがあり、それを選ぶと喪失するものに対する怖れのことを、「執着」といいます。何に執着していますか?その「執着」を手放しましょう。
  4. 「怖れ」は、よく見つめて、誇張して感じ尽くすようにすると「消える」という性質があります。「怖れ」が消えてなくなり、ポジティブな感情にたどりつくまで感じ尽くしましょう。
  5. 「怖れ」は期待を生みます。「愛」は希望を生みます。期待は重たいネガティブなエネルギーで、希望はポジティブなエネルギーです。「期待」を手放しましょう。
  6. その「怖れ」に関連する、何か許せない状況、人(自分自身も含め)がありませんか?許しは「愛」の行為です。「愛」を使ってすべての恨みつらみ、批判を溶かしましょう。
  7. 次のステップに進みましょう。自ら次のステップに心を開くと、次のステップは向こうからあなたのもとへやってきてくれます。それは必ず今よりもあなたを幸せにしてくれるものです。あなたに求められることは、次に進む意欲だけです。変化することに意欲を持ちましょう。
  8. 自分で何か解決できる、と思うことをあきらめましょう。天(運)に任せる、見えない助けがいつも存在していることを思い出す、あなたを愛してくれる人がいることを思い出す、専門家の助けをかりる、などはどれも効果があります。

次回は、この根深い「怖れ」をつくり出す『エゴの正体』について書こうと思います!

 

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