自己肯定感とアガペー
99%の日本人の自己肯定感は低い
自己肯定感と生き方には深い関連があります。
生きづらい人生を送っている人は、ほぼ自己肯定感の低い人だと言ってもよいでしょう。
そもそも自己肯定感とは何かというと、自分や現状に満足する心のことを言います。
なぜ自己肯定感が低いかというと、それは自己肯定感が低い人に育てられたからです。その親もまた、自己肯定感が低い親に育てられています。
自己肯定度が高い人に育てられた子どもの自己肯定感が低い(その反対も)ということは、まあそんなにある話ではないでしょう。
そうやって自己肯定度が低い原因を探っていくと、やがては社会の構造というところに突き当たります。
90%以上の日本人は自己肯定度が低いのです。
多くの人は、自分は自己肯定感が低いのはわかるけれど、みんながみんなそんなに自己肯定感が低いようには見えないのです。
自己肯定度が高いか低いかというのは、パッと見ではわかりづらいです。
例えば、すごく容姿が良くて、異性にもモテて、明るくて友だちがたくさんいるような人や、有名大学を出て、仕事でもそこそこ成功していて、裕福ないい暮らしをしてという人でも自己肯定感が少ない人はたくさんいます。
逆に、高校を中退、病気がちであまり仕事もしてないからお金もなくて、そんなに人付き合いも得意でないから友人も少なくて、という人が自己肯定感が高い場合も普通にあります。
当たり前だけどほとんど誰もあんまりわかっていないことは、自己肯定度の高さは、条件や環境とは全く関係ないのです。
自己肯定感とは、「無条件に」自分を認める心です。
自分の生きづらさや悩みは自己肯定度の低さから来ているのだということに気づいて、自己肯定度を高めようとしはじめた人はどんどん増えています。
そういう講座やセミナー、ブログもたくさんあります。
そこで、こんな現象が起こります。
自己肯定感を上げるためのセミナーなどに行くとそこで知り合った人たちがどんどん「変わった、変わった」と言い始めます。
実際に変わったように見えます。
そうすると、自分だけ取り残されたような気分になります。
「みんなは変わってきてるのに、自分だけ変わらない」
あるいは、本やブログで学んだ自己肯定度を高める方法などを試せど試せど変わらない。。
そこで、自己否定がさらに強化されます。
そして、「自己肯定感を上げましょう」とか、「ありのまの自分を愛しましょう」という言葉に対して嫌悪感を持つようになります。
自分を楽にするはずの「自己肯定感を上げる必要性」が、自分をより苦しめるものになるのです。
自己肯定感が低い人はアガペー不足
本来、自己肯定感をあげるのは、前回説明した「アガペーの愛」です。
森羅万象全てを抱擁する愛。
自分の間違いも悪いところも、できないことも、甘えも、罪も、自分に起こることは全て、すべて、全て許される、という感覚。
それが、「自己肯定感を上げようと努力しているのに全然変わらないから、もうそういうのを聞くのもイヤになった」という人は、エロスの働きで自己肯定感を高めようとしているのです。
今のステージをしっかり抱擁することなく、次のステージへ無理やり突き進もうとしているのです。
それでは自己肯定感が高まるハズがないのです。
自己肯定感がなかなか上がらないという人は、アガペーが足りず、エロスで自分を引っ張り上げようとしているのですね。
まずそういう人は、アガペーを感じる練習からですね。
まず、「自己肯定感が低い自分」、「何をしても変わらない自分」、を否定するのではなく、受け入れることからです。
そんな自分がいてもいいのだ、OKなのだと。
そしてオススメなのが、「心地よい」、「気持ちがいい」、「好き」、「楽しい」、「美味しい」、「美しい」、「嬉しい」というのを、「自分の感度で」選んでいく練習です。
「みんながそう言ってるから」これは心地よいものなんだ、とか、「好きか嫌いかわからない」けどいつもこれを使っている、とか、「家族が美味しいというから」自分も食べている、「パワースポットらしいから」訪れてみた、とか、「有名だから」、「レビューが高いから」、「高価だから」、、、そういう理屈を外して、自分のアンテナで感じて選んでいく体験です。
一見簡単そうなワークですが、真面目な話、それができない人が意外と多いのです。
3歳の子どもや動物でもできることができない大人がいっぱいいます。
私もできないタチでした。
感度を高める練習、もっと具体的にするなら、例えば、楽しい度、心地よい度、楽しい度などを1〜10段階で主観で表してみます。
例えば、「このカフェの居心地よい度は7、好き度は8だな」とか、「この温泉の気持ちがいい度は6ぐらい」、「この映画の感動レベルは4、楽しい度は6」、「この景色の美しい度は5ぐらい」という具合に。
それを、他人のレビューを基準にするのではなく、完全に自分のアンテナで測っていきます。
それで、ちょっとでも自分の感度で何かを心地よいと感じられたり、美しい、楽しい、好きと感じるようになってくれば、それがアガペーを増やすことになるのです。
私の周りでも、自分が何が好きなのかわからない、自分が何を心地よいと感じるかわからない、という人は結構いるのですが、そういう人は、本当にエロスのみで自分を引き上げてきた人です。そして、自己肯定度が低いです。
自分の感度で「心地よい」とか、「美しい」、「楽しい」と実感できるようになってきたら、アタマ優位から→ハート優位で生きていくことになり、それは自分らしさを取り戻すことになるため、結果的に自己肯定感が上がります。
それと、肉体レベルでいえば、アガペーを受け取れないのは、脳幹が活性化されていないからです。
脳幹の活性度が低いほど、エロス過多アガペー不足になります。
自己肯定感を上げるためにも、やはり脳幹活性は必要なのです。
この方たちから、たくさんアガペーをもらえるかも(笑)。
投影のしくみ勉強会
「あなたが自分を完全に愛していないなら、
どこに取り組む必要があるのか、相手が教えてくれる。」
by バイロン・ケイティ
この講座では、知識を智慧へと変容させていくヒントを交えながら、 日常に起こるいろんな出来事から深い愛のメッセージを読み解く方法を学び、 たくさんの気づきと癒しを体験していただきます。
【第1回目~人間関係編】
日時:11月16日(水)10:00〜14:00
【第3回目〜自己愛編】
日時:11月21日(月) 11:00〜15:00 (昼食休憩挟みます。残席1名様)
自己肯定感を上げるためのワークをたくさんします。
※他の回を受講していない方、単発でも参加可能です。
※講座についての詳細はこちらをお読みください。
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