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ペインボディにスポットライトをあてる

今日もペインボディの考察つづきます。

この世界に生まれ出る新生児はみな、すでに感情的なペインボディをもっている。なかにはとくに重くて密なペインボディをもっている者もある。いつも幸せそうな赤ん坊もいるし、大きな不幸を抱えているように見える赤ん坊もいる。
(中略)こういう赤ん坊は人類の苦痛の分け前をとくにたくさんもって生まれてくるのだ。
(中略)軽いペインボディをもって生まれた子供が、重いペインボディをもったこどもよりも霊的(スピリチュアル)に「進歩した」おとなになるとは限らない。それどころか、逆の場合のほうが多い。どちらかといえば重いペインボディをもった人たちのほうが、ペインボディが軽い人たちよりも霊的(スピリチュアル)な目覚めに達する可能性が大きい。もちろんなかには重いペインボディの罠に落ち込んだままの人たちもいるが、多くは自分の不幸にもう耐えられないという段階に達し、それが目覚めの強い動機になる。

『ニューアース』p.158

ふーん、そうなんですねえ。
ほとんどいつも機嫌が悪い赤ちゃんというのは、もう生まれたときからすでにペインボディを背負ってきているんですね。
重いペインボディを持っているせいでよく泣く赤ちゃんを持つ親御さんは、なんでうちの子はこんなによく泣くのかしらとわけもわからずにオロオロするでしょう。。。
でも、重いペインボディ(人類の苦痛の分け前)をたくさん持って生まれてきたのだと知れば、「うちの子はみんなよりもこの世の宿題(カルマのお掃除という)をちょっと多めに担当してくれているのだ。ありがたいことだ」と感謝の気持ちすら湧いてきますね。
そしてエックハルト先生がおっしゃるように、重いペインボディを持って生まれた子が決してハズレくじを引いたわけではない。
むしろ、他の人より早く目覚めちゃう可能性が大きいわけだから、本当に宇宙には無駄がないっていうか、すべては平等なんだなって思います。

ほとんどのペインボディは暴力を振るいたがるし、痛みを受けたがるが、なかには圧倒的に加害者か被害者のどちらかになるものもある。どちらにしても感情的あるいは物理的な暴力を糧としていることに変わりない。「恋に落ちた」つもりが、実は補完的な相手のペインボディにひかれあったというカップルもある。
どちらが加害者でどちらが被害者の役をするか、初対面のときからはっきりしている場合もある。神のおぼしめしのような理想的な結婚と思われたものが実は地獄の結婚かもしれない。
p.164

彼女が話しかけるとき、語っているのは配偶者、パートナーではない。配偶者、パートナーを通してペインボディがしゃべっている。
彼女の語る現実はペインボディ版のそれで、その現実は恐怖と敵意と怒りと、もっと苦しめたい、苦しみたいという欲望に完全に歪められている。
こうなるとあなたは、それがいままで見たことのないパートナーのほんとうの顔かと思い、この人を選んだのは恐ろしい間違いだったのではないかと考えるかもしれない。
もちろん、それはほんとうの顔ではなく、一時的にその人を乗っ取ったペインボディにすぎない。
ペインボディを抱えていないパートナーを見つけるのは難しいが、しかしペインボディがあまり重くない相手を選ぶ方が賢明というものだろう。

『ニューアース』p.165

人間関係、特に親密な人間関係においては、ペインボディが過剰に反応しやすいのです。
というよりも、お互いのペインボディを挑発しあい、本来は外に出すべき抑圧した感情を浮上させるために「親密な関係がある」、と言ってしまってもいいのかもしれません。
前回も書いたけど、ペインボディに乗っ取られると、無意識にパートナーを傷つけたり、自分自身を傷つけたりして、権力闘争ドラマを繰り広げ、何が起こっているかわからないでいると、簡単にその関係を崩壊させてしまいます。
「私の心をこんなにズタズタに傷つけるなんて、許せない!」
エゴはこのように反応しますが、誰も、本気で誰かを傷つけたいなんて思っていません。
一時的にその人を乗っ取ったペインボディが、あなたのペインボディを呼び覚ましたにすぎない。
それがわからずにいると、人間関係は悪夢でしかありません。

しかし、このペインボディのからくりを知って、気づいていると、あなた自身の、そしてパートナーのペインボディを客観的に観察することができ、解放と癒しの絶好のチャンスにすることができます。
相手の言動で、あなたの中に悲しみや寂しさ、不安、怒りなど感情反応が起こったとき、「今のあなたのその一言で、私のペインボディがトリガーされたみたい・・」と相手に伝えることができ、
相手もそれが癒しと目覚めの過程だとわかっている。こういう関係って楽なんですよ~。
そうやって、「お互いに完全な自分に戻るために存在しあうパートナーシップ」を築いていくことができるのです。
癒しと目覚めのきっかけを与えてくれた、ペインボディトリガーの相手には、ただただ感謝しかありませんね!!

繰り返しになりますが、ペインボディから解放されるには・・・ペインボディに気づいたら、ペインボディにスポットライトをあててください。
しばらくすると、ペインボディは必ずあなたを卒業してくれますから。
最後に・・・ペインボディに光をあてるのが上手な人と言えば、この人!
シェイクスピアが活躍していた頃のイギリスの偉大なリュート奏者&作曲家、ジョン・ダウランド。
彼自身は陽気な人だったらしいですが、〝嘆きのダウランド”というサインがあるぐらい、彼の代表的な歌曲のほとんどが、死、涙、嘆き、憂鬱といったペインボディの要素に光があたっています。
哀愁漂うリュートソングの名作、「あふれよ、わが涙」を聞きながら、ペインボディの浄化、、、お試しください~。
(昔作った歌詞の訳、出てきたらそのうち載せます・・・)

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