ハイブリッド人生心理学『否定的感情の非行動化』
昨年末から読書会で取り上げている島野隆氏の『ハイブリッド人生心理学』、読めば読むほど素晴らしいと思うようになってきました。
『ハイブリッド人生心理学』は、人を選びません。
人生の崖っぷちから救われたい人、心の病を癒したい人、心を成長させたい人、今より幸せになりたい人、自我を超えていきたい人、様々なニーズにこたえてくれる心理学だと思います。
救いをスピリチュアルや宗教だけに求めると、現実がおろそかになりやすく、自己啓発や成功哲学だけに求めると、心の内面が置いてきぼりになりがちです。
そこへきて『ハイブリッド人生心理学』は、現実世界への向き合い方、内面世界への向き合い方、両方を同時に大切に扱っていくのです。その両面をバランスよく、これほど両面を同時に丁寧に導いてくれるセオリーは、他にはあまりないかもしれません。
『ハイブリッド人生心理学』が世のスタンダードになれば、、、
人の悩み、苦しみの多くはたちまち消えてしまうと思います。
島野隆氏は、ご自身が長年構築されてきたこの素晴らしい心理学を、すべて無償で公開提供されています。
わたしはかつて、「タダ同然のモノは、価値がない」、「価値のあるものは、それなりの対価を払わないと手に入らない」という思い込みを持っていたことがあり、「自分はそこまで払う余裕がないから、もっと学びたいけれど学べない、もっと心を癒したいのに癒せない」と自分を制限していたことがありました。
しかし、自分が作ったその枠から外れてみると、宝の山は見えなかっただけで、その辺にいくらでも転がっていて、手を伸ばせばいつでも手に入るところにあったのだと氣づきました。
(当サロン一押しのヴィパッサナー瞑想も、らいおんあくび健康法も、自働運動も、タダ同然のものです!)
「価値のあるものは、それなりの対価を払わないと手に入らない」という思い込みを持っていると、とても損です。『ハイブリッド人生心理学』のような素晴らしい叡智がタダで手に入ると知ったとしても、そこに目を向けず、「あ~もう少しお金があったら、あのセミナーが受けられるのに。あのグッズを手に入れられるのに、あの有名な先生のセッションを受けられるのに・・・」と、表面的にキラキラしたものへと心を奪われてしまい、本当の救いにはいつまでも到達しないということが起こってしまいます(もちろん、高額なものに価値がない、という意味ではありませんよ)。
まず、「タダのものには価値が無い」、「価値のあるものは、それなりの対価を払わないと手に入らない」というのは、人を不幸に導く罠のような考え方なので、ぜひそこからは目覚めていきましょう。
それで、ぜひ一緒に『ハイブリッド人生心理学』を学び実践し、世のスタンダードにしていきましょう。
否定的感情の非行動化
ハイブリッド人生心理学で提唱されている生き方思想や心のメカニズム理論、そして取り組み実践法を、ここでも少し、いくつか順番にご紹介したいと思います。
揺れ動く「感情」を克服したいのであれば、「感情」を鵜呑みにして考えては元も子もありません。まずは「感情」を鵜呑みにせず、「感情」に流されない思考と行動を行うことです。
ハイブリッド人生心理学で最も重要な取り組み実践として提唱されているのが、
「否定的感情の非行動化」です。
まず、否定的感情ってどんなのがありますか。
「焦り」、「不安」、「さみしさ」、「悲しさ」、「イライラ」、「憎しみ」、「罪悪感」、「恐れ」、「嫉妬」、「恥」、「後悔」、「葛藤」、「自己嫌悪」などですね。
心の中にこういう感情が出てきた時、一番の問題はその感情に流されちゃったときですね。
感情に流されたまま何かの行動に移す。感情に流されたまま、コミュニケーションする。
感情に流されたまま、考え続ける。感情に流されたまま、何かを決断する。
これ、全部「現実を破壊する」ことにつながります。
『ハイブリッド人生心理学』では、否定的感情が出てきたら、、、原則は「非行動化」です。
「否定的感情の非行動化」とは、「ものごとは、●●の中では行わない」、ということです。
ものごとは、怒りの中では行わない。
ものごとは、焦りの中では行わない。
ものごとは、不安の中では行わない。
では、心の中にそういう感情があったらどうすればいいのか。
これは、出来そうでなかなか難しいと思います。
一生をかけて実践取り組む、ぐらいの意気込みがあってもいいかもしれません。
ここでの原則は、その感情を「正そう」、「直そう」とするのではなく、「ただ流す」。
「ただ流す」というのは、「なかったことにする」、とか「無視する」、というのではありません。
それをすると、感情を抑圧することになり、新たなストレスが生まれます。
ちまたの成功哲学やポジティブシンキング思想には、こういう傾向があります。
ここで言われる「ただ流す」は、できるだけ視界からいったん外す。内側に留めておく。脇に置いておく。
という意味のようです。
それで、その間に何に取り組むかというと、今現実にできる最も建設的な行動を考えます。
じっと内側ばかり見つめているのではなく、しっかりと外(現実)に目を向けていきます。
わたしたちの行動様式は3パターンあり、それは、「破壊」、「自衛」、そして「建設」です。
「破壊」というのは、文字通り、現実問題をどんどん悪化させる行動様式です。
「自衛」とは、望ましくないものに出くわさないように、回避していく、という行動様式。
引きこもり、というのがいい例です。
「破壊」より安全だけれど、逃げて逃げて、守って守って、ということが続きます。
「建設」は、望ましくないものから自分を守るのを超えて、望ましいものに囲まれる生活基盤を自分で築き上げる行動様式。
「破壊」よりも「自衛」、「自衛」よりも「建設」がいいのは、誰の目から見ても明らかですが、わたしたち現代人は驚くほど「破壊」の思考行動様式を選んでいることが多いのだと。
そもそも、今現実に悩み苦しみがあるってことが、「破壊」の様式を選んできた結果だということになりますから。
つまり、ものごとを「怒り」の中で行ったり、「焦り」の中で行ったり、「嫉妬」の中で行ったりしてきたからこそ、今問題が表れているはずなのです。
その時の氣分に依存して行動することが当たり前の世の中で、「これからどうすればよいか」の建設的な行動法を、自分で考えるという習慣があまりにもなさすぎるように思います。
これの一つの原因は、「望ましいものに取り囲まれるような、生活の基盤」というものを、イメージできない、あるいは、自分はそれに相応しくない、という思い込みが働いているというのがあると思います。そこに関しては、また別の取り組みも必要になってくるので、それはまた別の機会に書くとして。
今、取り組み実践できることをぜひやってみましょう。
現在何か問題が起きているとします。
めんどくさい人間関係のトラブルとか、仕事がうまくいってない、とか、健康の問題とか、、、。
- その問題における、「感情の問題」と「現実の問題」を心の中でしっかりと切り分けます。
(⇒ここ大事なので、次回はこの「感情問題と現実問題の切り分け」をじっくりと扱ってみます)。 - そして、感情は、「ただ流す(できるだけ視界からいったん外す)」。
- 感情を脇に置いておいて、しっかりとありのままの現状を見ます。
- 「現実問題は何かを明瞭にすること」で、感情が入り込んで複雑になっていた問題も、実際は簡単に解決できるものだというのがわかったりします。
- 建設的な思考と行動で問題に取り組み、それができた時に、新たな成長のステージへと上がっています。
- 新たな成長のステージに上がると、内面の自信が増して、脇に置いておいたはずの感情が無くなっていたり弱まっていたりします。
今までの心理カウンセリング、心理セラピーの領域では、内面感情と現実を切り分ける、ということはしていたとしても、そこから内面感情に焦点を当てるばかりであまり現実問題にどうするかというところまで踏み込むことがなかったと思います。
内面感情問題と、現実問題を両車輪として「現実的対処法」と「内面感情」の問題を、別々に取り組む、そしてその先の「魂の根源への取り組み」へ向かっていく、というところがこの心理学の特長だと思います。
もっと詳しくお知りになりたい方は、ぜひこちらのHPをお尋ねください。
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