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時空を超えた課題に取り組む

人生には、「なんでこんなことに巻き込まれないといけないの?」ってことが誰でも少なからずあると思います。

なんでこんな仲の悪い両親の元に生まれてきたの?
とか、
なんでこんなに異性運がないの?
とか、
なんでこんなにブラックな会社ばかりに就職してしまうの?
とか、
なんでこんなわけのわからない子どもを授かったの?
とか、
なんでこんなに怪我や病気ばっかりするの?
とか、
なんで自分はこの人に我慢ばっかりしないといけないの?
とか、
なんでこんなに馬鹿にされてばっかりなの?
とかなんとか。

その人生における「なんでこんなことに巻き込まれないといけないの?」の原因は、
過去生における「やり残した課題」とリンクしているようです。

例えば、自分が誰かとの関係で今世で体験している立場は、過去世で誰かに自分が体験させた立場だったりします。

今周りの誰かが自分に対して威圧的な態度を取っている、それに萎縮している自分がいる、という時、あなたは本当はその相手の立場を経験したことがあるのです。つまり、誰かがあなたの態度に怯えて萎縮していたことがある。

相手と全く対等ではない、自分は与えてばっかり、損してばっかり、我慢してばっかり、そういう関係がある場合、過去世であなたがその人に大きな借りを作っている(つまり与えてもらいっぱなしで恩返ししていない)、ということがある。

では、そういう場合、どうやってその「やり残した課題」を終えればいいのかといえば、その時の自分の立場(今の相手の立場でもある)を思い出すことですね。

そうしたら、「ああ、感謝が足らなかったのだな」とか、「相手の気持ちを理解してなかったな」とか、見えてくることがあるはずです。

そういう気づきと、それを相手が今世で見せてくれている、ってことにも気づけば、学び(カルマ)完了。

グループソウルといって、家族とか恋人とか兄弟とか、今縁のある人たちとは何転生にもわたって縁があることが多く、お互いに役を入れ代って体験して学び合う、みたいなことをしているようです。

つまり、時空を超えた「劇団」みたいな感じで。
「わたし、今回は親に愛されない子どもの立場を体験するから、あなたはその親の役をやってね」と決め合って、お母さん役、子ども役、恋人役、ライバル役、など転生の度にいろんな役(肉体)を交代してそれぞれの立場を体験し、学び成長していく。

そして、地球での様々な体験を味わいつくし、学ぶことがもうなくなった、というところで、地球での学びは卒業して(解脱)、次の世界へと旅立っていきます。

今世の学びのためには、過去世の体験を覚えていない方がよいので、記憶はその転生ごとに区切られるしくみがあります。

でも、高次媒体にはすべて記録が残っているので、過去世の情報を引き出すことは可能ではあります。

なぜ今日わたしがこんなことを書いているのかというと、
最近のセッションで、大きな過去世の課題に取り組む人が頻出しているからです。

わたしは普段マトリックス・リインプリンティングというセラピーをよく使います。

これは、今の葛藤に関連のある過去のトラウマ的な出来事を解消させ変容させるとても素晴らしい手法です。

今までの多くのケースでは、この「過去のトラウマ的な出来事」は、幼少期の体験が主で、たま~に過去世のトラウマが出てくる場合もある、という感じでした。

マトリックス・リインプリンティングの創始者であるカール・ドーソン氏は著書の中で、「以前の人生に戻らなくても、今回の人生において十分に取り組むべき課題があり、継続的に過去に戻ってあなた自身で前世の課題へ取り組むことは底なしの穴にはまり込むようなものだと考えているのです」と述べていて、積極的にマトリックス・リインプリンティングを過去世療法としてすることは勧めていません。

でも、最近のセッションでクライアントさんが抱えている過度な罪悪感、過度な恐怖心、過度な嫌悪感や怒りの原因などが、どう探しても幼少期(今世)には思い当たらないよね~、ということが多く、過去世でのトラウマ的な、あるいは未解決の出来事として向き合うことで、気づくこと、見えてくること、解消できることがたくさんあるのです。

ちなみに、マトリックス・リインプリンティングで過去世を扱う場合は、マトリックス・パストライフ(過去世)・リインプリンティングと呼ばれ、クライアントが最初から過去世の課題を提示するか、今世のトラウマ的出来事に取り組んでいる最中に過去世を思い出してそちらに移行するのか、が通常の取り組み方です。

でも、多くの人はなかなか過去世の出来事を思い出すことはできないし(思い出せると思ってないし)、過去世リーディングで伝えられることが真実かどうかもわかりません。

そこでわたしがよくやる手法なのですが、現在抱えている問題から生まれる感覚・感情やコア・ビリーフから、過去世ストーリーを作り上げてしまうのです。これは、クライアントさんとの共同作業です。

このストーリー作りで大切なのが、今の感覚・感情に一致しているか、そして、そこに取り組むことで大きな抑圧エネルギーを解放できるか、ということであり、その時代、場所、性別、パーソナリティー、身分、環境など具体的な内容が正確かどうか、というのははっきりいってどうでもいいのです(輪廻転生があるかどうか、というのもさほど重要ではない)。

でも不思議なことに、今の葛藤からくる感覚・感情を感じてもらいながらいろいろ質問していくと、多くの人は驚くほど詳細にスラスラとストーリーを語り出すのです。

そして、その時点で泣き出す人もたくさんいます。

これが「思い出している」のでなかったとしたら、みなさん素晴らしいストーリーメーカーだと思います。

今まで出てきたストーリーとしては(細かいところは多少変えますが)、

  • 大勢の大衆の前で死刑になった。⇒人前での異常な恐怖心や羞恥心
  • 自分が治めていた地域の人々が攻められて全滅した。⇒「守るべき大切な人々を守れなかった」罪悪感。
  • 閉所に閉じ込められて狂い死にさせられた。→閉所やその時に見ていたシンボルに対する異常な恐怖心
  • 多くの同胞を売った。→仲間に対する裏切りの罪悪感。
  • 大奥のようなところで、将軍みたいな人の寵愛を受け、多くの女性たちの嫉妬やいじめを受けた。→同性が怖い。
  • 遊郭のようなところで、性病にかかって使い捨てのような扱いになって死んでいった。→「役に立たなくなったら捨てられる」恐怖心。
  • 裕福な家の夫人になったが、かごの鳥のように自由の無い寂しい人生を送った。→「裕福=自由がない」
  • 神託を受ける巫女のようなことをやっていて、悪い支配者に利用された結果多くの民を苦しめることになった。→「霊的な能力を使ってはいけない」
  • 霊的な修行のために厳しい禁欲生活をしていた。→「楽しんではいけない」、もしくは、何かに対する異常な執着。

緑字は今世抱えている問題。

など、その他にもたくさんあります。

ちなみにわたしが自分の葛藤や問題を解消するために取り組んだ過去世ストーリーはこれまでに7~8個ぐらいだったと思います。

本来は、今世での魂の勉強のためには、何千転生にも渡る時空を超えた出来事を一つ一つわざわざ思い出す必要はないのかもしれませんが、上記のような過去世の体験があるとしたら、相当大きな否定的なエネルギーを抑圧していることになり、それを解放する手段として、過去世ストーリーに取り組むのはとても効果的なのです。

それと、なぜ今こんなに過去世に取り組む必要がある人が増えてるのか?ということですが、今この地球生命系の変容の時期ということもあり、恐らくそういう人達は、地球の波動変化に伴ってカルマの解消が急がされているのではないか?と思っています。

 

参考:魂と輪廻転生の仕組みを図解してみた

↓こちらは、マトリックス・リインプリンティングのマニュアル本です。

↓こちらの上巻で、輪廻転生について詳しく書かれています。

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