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「身体の感覚」のその先へ

一昨日は、「意識進化のための三種の神器伝授会」でした。
三重や京都などの遠方から参加していただきました!
ありがとうございます。
「三種の神器の実践は高木さんが創始者ですか?」という質問がありましたが、脳幹活性もヴィパッサナー瞑想も感謝の真祈りも、それぞれ創始者はいます。

亮さんは、人の本質的な意識レベルが見えます(わたしも最近見えるようになってきました)。

15年近いスピリチュアルな探求の中で出会ってきた人のうち、とりわけ高いエネルギーレベルに達していると見えた数百人に「どんな実践を何年してきたか」をインタビューをした中で浮かび上がってきた3つの実践軸が、身体の感覚に意識を向ける、脳幹の活性、そして感謝の祈りだった。

それらが実は、日本古来から伝わる「三種の神器」を表すのではないかというところからいろいろ調査していくと、どうもそうらしいぞ、という情報がどんどん集まってきたのです。
そのあたり詳しくは、ぜひこちらのブログ記事をお読みくださいね~。

つまり、彼は創始者ではなく「解析者」ですね。

さて、三種の神器のうちの一つ、「身体の感覚に意識を向ける」。
今日はこれについて書きます。

書いてしまえばめちゃめちゃシンプルですが、実はここにすごい秘密が隠されています。

「身体の感覚に意識を向ける」というのは、意識まるごと身体に持っていくということです。

身体について“頭で考える”のではなく、100%身体で感じる。
そのとき、前頭葉の声はボリュームゼロになり、言葉を思考することはありません。

そうなったときに、はじめて立ちあらわれてくる「いまこの瞬間」。
身体には、「人生(=時間)」はなく、そこにあるのは、「いまこの瞬間」だけです。

頭が作り出す人生ドラマは、不安や恐れ、葛藤がたくさんありますが、
身体の感覚に100%意識を持っていったときに現れる世界には、恐れも不安も葛藤も一切ありません。ただ静寂があるだけ。

宇宙に星が瞬き、日が昇り日が沈み、草木が生い茂り、鳥が鳴き、水が循環するように、人間もただそこに存在し、生命活動を営んでいるだけです。

その「ただ存在する」というところに生息しているだけで、日常生活に起こるあらゆる問題・苦しみから解放されます。

だからといって、こっちの世界に引っ越しちゃいましょうといってるわけではないですよ。

頭が作り出す世界と、身体の「時間のない」世界。
2つの世界はコインの裏表のようにどちらも同時に存在しています。

しかし、私たちは普段、頭が作り出す世界にほとんど飲み込まれてしまっていて、思考や概念や時間のない世界にただ存在する、という感覚がごっそり抜け落ちています。

頭が作り出す人生ドラマだけに没頭して過ごしているのは、まあ大変です。
次から次に問題が起き、振り回されます。
カオス、悲劇、地獄のようです。

その中で自分や人生を良くしていこうという意識は、ある段階までは必要だと思います。
私自身も、心理学や哲学やスピリチュアルな探求によって視点が変わり、抑圧感情が解き放たれ、心と体が解放される→人生が変わる、という体験を何度もしています。

しかし、この先にはゴールはありません。

心理学やスピリチュアルの探求を続けて、「いつかは理想の自分・人生へ」と進んでいきますが、それは目の前にぶら下がったにんじんを追いかけ続けるのと同じ、、、
、、、ということにだんだん気付き始めます(気づかない人も結構います)。

頭の作り出す世界の中で「さらに上へ、上へ」と思っていたのが、実は別のところに抜け道があった、、、それが身体の感覚だったのです。

「身体の感覚」を入り口に「いまこの瞬間」しかない世界に馴染んでいくと、頭が作り出す人生に巻き込まれることがどんどん減っていきます。

頭のドラマに飲み込まれていたときは、「こうあるべき自分」になろうともがいたり、落胆したり、そうなれない自分や足を引っ張っているようにみえる他人を責めたりするのが常でした。

しかし、身体の感覚に意識を置いたときに現れる「時間のない世界」に馴染んでいくと、「こうあるべき自分」に対する執着がどんどん薄れていき、相変わらず問題やハプニングは起こるけれど、「なんとかしなければ!」と焦って問題を解決しようとしたり、怒りや恐れ、不安などで反応することがほとんどなくなってしまいます。

普段から「身体の感覚に意識を置いて」生活することも可能ですが、
実はこれまでずっと頭の中で生きてきた人にとってはとってもハードルが高いのです。

だから、まずは「らいおんあくび」による脳幹活性。

15分ぐらいのあくびの体操で脳幹が活性されると、人生ドラマを作り出している前頭葉に張り付いていた意識を、身体の方に向けるのが容易になります。

そして、意識まるごと身体に持っていく、100%身体を感じるところまでいくには、家事や雑用などを少し置いておき、瞑想タイムを1日10分でも15分でもいいから作るのがいいです(電車やバスの移動中などでもOK、ただし降車損ねないように注意!)。

座り、目を瞑って、まずは身体の部分に意識を向けていきます。

手、足、胸、おなか、皮膚、臓器、、、
内側から感じます。
その次は、全体まるごと感じる。

最初は、10分のうちほとんど思考していた、途中で眠ってしまった、ということが普通です。
それで当たり前なんです。
伝授会でも、グループ瞑想のあと、「寝てしまいました」、「思考に巻き込まれていました」という方が毎回必ずいます。

でも、そこで諦めないで下さい。
10分のうちたった1分でも100%身体を感じる時間があれば成功としてください。

その1分が2分になり、5分になり、そのうちほとんどの時間眠りに落ちずに身体の感覚に意識が向けられるようになります。

10分できたら次は20分、30分、、、

熟練してきたら、意識が身体の感覚のさらに奥へ、奥へと入っていきます。
そうすると、前頭葉があきらめ、思考のない状態になります。

そしたら、身体の輪郭が消えるんです!
なんで消えるかっていうと、それは頭(前頭葉)が作っていた幻想だからです。

身体の輪郭、、宇宙と自分を分け隔てていたもの。
それが消えたら、なーんだ自分が宇宙そのものだったんだ!ってわかるのです。

この「宇宙そのものである」というのを頭で知っているのではなく、身体で知っているというのはとても大きい。
その影響は、私たちの気分や考えにも及びます。

ということはもちろん、人間関係や身体の状態も変化していきます。

この「意識まるごと身体にもっていく」というエクササイズのことを、私のバイブルであるエックハルト・トールのこちらの本では、
「インナーボディとつながる」という言い方で説明されています。

 

ということで、どなた様にもこの瞑想はおすすめなのめすが、この瞑想をいきなりするのが難しい人もいます。

いつかそれについても書いてみます。

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次回の伝承会は5月20日(月)13:00〜です。

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