自律神経を整えると、人らしく生きられるようになる
ポリヴェーカル理論は、まだ日本ではあまりよく知られてないけど、
癒しをやっている人だけでなく、誰でも知ってて絶対に損はない「神経系の新しい理解」です。
3種類の自律神経
今までは交感神経か副交感神経、の2種類が私たちのホメオスタシスを司っていると考えられていましたが、
ポリヴェーカル理論を提唱しているポージェス博士によると、副交感神経の大半を占めている迷走神経は1種類ではなく、2種類であり、背中側にある①「背側迷走神経」とお腹側にある②「腹側迷走神経」、この2種類の副交感神経と③「交感神経」の合計3種類によって、生命活動が営まれているということです。
この3種類の自律神経システムの働きは、外界に対してどのように反応するか、に影響します。
結論からいえば、
②の「腹側迷走神経」が主導の状態(心地良い覚醒状態)だと、人は人らしく落ち着いて社会で活躍できます。
が、トラウマ由来の蓄積したストレスがあると、外界に対して不安を感じやすく交感神経が主導な状態(過覚醒な状態)になります。
次のような場合は、腹側迷走神経がオフになって、交感神経が緊張しています(過覚醒な状態)。
- 人といるときにイライラして攻撃モードになる。
- マシンガンみたいに話し出すと止まらなくなる。
- 「何か話さなくちゃ」という場面で頭が真っ白になる、言葉がなかなか出てこない、表情がこわばる、声がうわずるなど。
- 過度の緊張・興奮
- とにかく落ち着かない。
- なんでも消極的になってしまう
- 何か(食べ物、仕事、人、買い物、お酒、セックスなど)に依存する
さらに、
トラウマ由来の蓄積したストレスにより、外界に対して生命の危機を感じるほど反応すると、
今度は背側迷走神経が交感神経に急ブレーキをかけます。
今度は背側迷走神経が交感神経に急ブレーキをかけます。
その時の低覚醒な状態は次のような感じ。
- ウツ状態
- 無気力、やる気ない
- 身体が慢性的にダルい
- 無表情
- いつも眠い
- 過覚醒モードの反
自分では止められない
この新しい神経系を理解すると、
人が人らしく社会生活を送れないのは、その人の性格やコミュニケーション能力によるものではなく、心身の自動的生理的な反応だということがわかります。
つまり、おびえきってる心身の反応(抑うつ、激情、緊張など)・モードのシフトは、意のままにはコントロールできないということです。
私たちは普段、誰も本当の意味で安心感を感じられていません。
地球に生まれてきた私たちは大なり小なりトラウマを背負っており、どんなに恵まれた状況下においても、常に心身は臨戦体制、
そこにちょっとしたストレスがかかると、交感神経の緊張により感情脳が活性化し、
そこにちょっとしたストレスがかかると、交感神経の緊張により感情脳が活性化し、
悲しみや怒り、恐怖の感情に支配されて問題の反応を起こしてしまうのです。
だから、過覚醒モードや低覚醒モードの反応が出てしまっても、自分を責めない。他人を責めない。
これは化学反応みたいなもので、その反応に抵抗したり、やっつけようとしても無駄なのです。
心地良い覚醒モードで生活するには
人が人らしく、創造的で建設的なコミュニケーションを行えるのは、腹側迷走神経系が主導のときのみです。
まずは自分の覚醒度をモニターするクセをつけましょう。
最低覚醒モード(シャットダウン)で0
過覚醒モード(闘う、逃げる)全開で100
心地良い覚醒モード(リラックス、落ち着き)が40〜60ぐらい。
今の自分はどれぐらい?
目の前の相手はどれぐらい?
セルフモニターしていて、
70とか80とか数値が高い場合、あるいは20とか30とか低い場合、無理して外出したり人と会わないほうがいい。
うまくコミュニケーションが取れない神経モードで外界に関わると、自律神経がより疲弊します。
出かけたり人と会う代わりに、
自然の中でお散歩する、
一人で、お茶を飲みながらまったり過ごす、
自律神経を整えるセルフケアをするなどの時間を取りましょう。
慢性的なストレスを取り除き、常に腹側迷走神経系が主導になるようにできることはいろいろあります。
メンタルのアプローチ、
ボディのアプローチ、
食べ方のアプローチ、
祈りや量子場的なアプローチ。
これらを自分に合うやり方で多角的に毎日の日課として取り入れていけば、平常時はいつも心地良い覚醒モードで過ごせるようになってきます。
私は、自律神経を整えることに関しては、人一倍探求と実践を深めてきました。
なので、人をパッと見ればだいたいその人の神経覚醒度がわかります(文章とかでもわかります)。
そして、どんなアプローチがどれぐらい効果があったかをお伝えすることはできます。
多角的に、というのは、多くの人を観察していて、一つのアプローチに偏ったり、どこかのアプローチが抜けていたりすると、時間がかかるんだなーという印象があるのです。
今の「ころな渦」は、社会が通常モードではありません。
もともと不安定な神経に、この状況でさらにストレスがかかることによって、過覚醒モードや低覚醒モードの人がどんどん増えているように見えます。
「ころな渦」を不安やイライラや無力感で過ごすか、それとも落ち着きリラックスして過ごすか、これはすべて自律神経の状態にかかっています。
まずはとにかく自分の自律神経を整えること。
腹側迷走神経が主導になる人が増えれば増えるほど、
社会はもっともっと平和で創造的で一人ひとりが輝けるところになるでしょう!
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